マニアック

私を可愛く召し上がれ

「……あの……黒岩先輩……私、その、そもそも先輩しか、知らないです……」

「……は?」

「……それに、他の人とするつもりなんて最初からないです……」

 しばしフリーズした先輩の反応に一瞬肝が冷える。

でも、先輩はすぐに破顔して意地悪くも、優しく、嬉しそうに笑った。

「……もーお前かわいすぎ。一生抱き潰す。ぜってー離さないわ。なんなんだよ、マジで可愛いな」
………

………

 反論は許さないようで、噛み付くようなキスの後、あてがわれた剛直はすぐに膣を貫いた。

「あぁっ! あああっ! ひぅっ! あああぁ、おっきぃのっ! はいってるぅ」

 ずぶずぶと肉壁を擦り上げて、勢いをつけてごちゅんっと最奥に激しいキスを繰り返す。

ごちゅごちゅ、ぐにゅぐにゅと最奥の入り口をかき混ぜると、子宮全体が侵入者を歓迎して甘い痙攣が止まらない。

「あー……やべ、気ぃ抜いたらこっちがイかされる……よわよわザコクリちゃんだけでもエロいのに、ナカまでこれで処女とかやばすぎだろー……」

 黒岩先輩は切なそうに眉をひそめ、うっとりと私のナカを堪能しているようで、

「ほら、奥もいいけど、桜はここ好きだろ? ナカからクリいじめられているみたいでっ!」

 ――ごりゅっ! どちゅんっ!

「あああっ! いやぁっ!」

「……っ! 締め付けすっげぇ……! とろとろエロまんこ感じまくりじゃん……! ほら、ここのザラザラんとこ、突き上げられてぞりぞりされるのも好きだよな?」

「あぁんっ! イっちゃうっ! それっ! よすぎるのぉっ」

 奥よりずっと手前のgスポットを突き上げながらぐりぐりされると、むず痒い快楽がじわじわとクリトリスに溜まって辛い。

 ――きゅうぅぅっ……きゅんきゅんっ

 えっちに痙攣を繰り返すナカはぢゅぼっぢゅぼっと腰をうちつけられるたび、どうしようもなく甘く痺れて次なる絶頂を誘う。
………

………
「あー……もう我慢できね……イきそ……っ……!」

 激しいピストンに違いの限界が近い。

 ――ぐちゅうぅ……っ! どちゅっどちゅどちゅっ!

「せんぱ……! 好きぃっ……! 気持ちいの、してぇっ!」

 一緒にイきたい。

 私はその思いで先輩の腰に足を巻き付ける。その瞬間、息をつめた先輩は最奥で性を叩きつけた。

「あぁあんっ! イクぅっ……!」

「くっ……それ、反則だろ……っ!」

 どくん、どくんと吐き出される欲望はその生暖かさですら私を高める情報で、深い絶頂からいつまでも降りられず、身体が敏感なままだった。

 

「桜……」

 黒岩先輩は呼吸が荒いままの私を落ち着かせるように唇を重ねては、労わるように頭を撫でる。

「あのさ、このままもう一回……」

 物騒すぎる申し出は聞かなかったことにしよう。私はどっと溢れた疲労感のままに瞼を閉じる。

 でも

「はぁ、最初にいじめ過ぎたか……くそっ、風俗野郎に負けてたまるかって思ったらつい……あーやべぇ、エロかわいすぎて治まんねーよ……」

 先輩の独り言に絆されて、「ちょっとだけなら」と最ラウンドに臨むことになったのだった。

- FIN -

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