マニアック

レイプの館・欲求不満編

この日、この道を通らなければ知らなかった出来事が、

あたしにはあった。

「そこのお姉さん。」

チャコールグレイの服装で身にまとっている老人。

男女の区別は、見た目と声色こわいろからはわからない。

けど、あたしをお姉さんって呼んでる。

なんだか怖いな。

「何か」

あたしもあたしだ。

わざわざ反応を返してしまったから、

話しかけられたとか言っても仕方がないだろう。
………

………
「少し、きわどいトークでもしないかい?」

「‥‥‥さようなら」

「まぁまぁ、最近、まっているようだねぇ」

いきなりなに!?

「はぁ!?」

「隠してもダメだよ。わしにはわかるよ。」

「あの、初対面でいきなりなんなんですか!?警察呼びますよ!?」

「困るのはお姉さんだからいいけど。‥‥そうか、去年の夏で最後か‥‥‥」

え!?

なんでそこまで当てるの!!??

もしかして‥‥‥

この老人はもしかしたら、もしかするとなの!!??

「この紙を持って、この住所のマンションを訪れなされ」

「‥‥‥」

「今はまだ納得しなくても良い。行けばわかる。そこでは正直になりなさい。それだけ」

「‥‥‥ま、まぁ行かないかもしれないけど、とりあえずもらっておくわ」

あたしは内心ドキドキしながら受け取った。

その紙を読んでいると、老人はうそのように消えていた。

その紙を握りしめて、あたしはそのマンションに向かって歩いていたのだ。

‥‥‥

‥‥‥

‥‥‥

「うそ‥‥‥」

たどり着いた場所は、サーカス団体がある小さな屋敷だった。

見るからになんだかやばそうに建っている。

雰囲気が‥‥‥ね。

でも、なんだか魅力的に見えてくる。

していないのにキラキラしているんだ。

あたしの足は、ゆっくりと、しかし加速しながら、

浮く鼓動こどうを胸に、屋敷の入り口に立って、インターフォンを鳴らした。

すると返事がないままで玄関のドアが開かれる。

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