勢いが増すごとに、快感が大きくなる。
「もっとおっ…。いかせてぇっ」
「奈緒先輩、本当にいやらしい子だ。お仕置きもしておかないとね」
篠田君は私の口の中に指を入れてきた。
「知ってる?口の中にも感じる部分があるんだよ?」
「ん…っ。んん!」
口の中をかきまわす篠田君の指を、私は気がついたらしゃぶっていた。
私は、ずいぶんとはしたない姿を篠田君に見せていたと思う。
でもそんなことは気にならないくらい、気持ち良かった。
篠田君とのセックスは、私が今まで得られなかった快感を与えてくれた。全てが初めての感覚だった。
「そろそろ、いくから」
そう言って篠田君は、私の中に射精した。
射精が終わっても、篠田君は私の体を解放しなかった。
アレを私の中から抜かずに、また腰を動かし始めたのだ。
「やっ…。ま、待って…っ!」
悲鳴をあげて抵抗しても、彼は離してくれず、私は結局その後も何度もイカされることとなった。
結局、私と篠田君の関係は1回で終わることはなかった。
今もお互いに示し合わせて、ホテルで会って致してる。
最近、私自身にも変化が訪れた。
化粧やおしゃれに気を使うようになった。
そして何だか肌の調子がいい。
男性から声をかけられることが増えた。
でも、篠田君以外の男性とはお茶すらしないけど。
和史も私の変化に気がついてるみたいで、時々何かを言いたそうにしている。
でも、必要事項以外は話しかけて来ない。
私達はいつからか、会話がなくなっているので話しかけ辛いのだろう。
でも、私から会話の糸口は与えない。
話しかけてこない限り私の知ったことではないし、そもそも和史に興味がない。
今日もまた、篠田君に会える。
今日はどんなセックスをされるんだろう。
- FIN -