私には誰にも言った事のない、ある秘密がある。
それは毎朝起きてから直ぐに、一人エッチをする事。
これは大した事ではないけれど、しかし外では清楚でおとなしい人として生きている私には、こんな淫靡なモーニングルーティーンは決して誰にもバレてはいけない秘密なのだ。
朝、起きる。
麻痺したように重い瞼を少しだけ開けて、白い天井を見つめる。
布団の中に入れてある両手を頭の上に持って来て、グッと体を伸ばす。
暫く体をそのままにして、すっと緊張を解いて、血流の良くなるのを身内からジワジワと広がる熱で感じる。
枕元に置いてあるスマホを取って、時間を見る。
私は目覚ましを掛けなくても勝手にある時間に目を覚ます事が出来る。
私は時間を確かめた流れで、そのままエロ動画を検索する。
他の女性は一体どうやって一人エッチをしているのか、私は知らない。
もしかするとエロ動画なんて見ないのかも知れないが、私はそれを見ないと出来ない。
きっとやりすぎて感覚が鈍くなっているのかも。
何か良さそうな動画を見つけたら、布団の中でズボンとパンツを脱いで、一人エッチをはじめる。
因みに乳首をいじったりする事は殆どない。
しかし興味がないわけではないから、いつかやってみようと思っている。
大体時間にして、10分程だろうか。
一人エッチが終わると、私はベッドから出て、パジャマから学校に行くために着替える。
私は高専に通っているので、制服はない。
なので中学の友達と時々話す時、よく羨ましがられるのだが、私はファッションには興味がなく、私服がないので、体育がなくても常に指定ジャージを着ていた。
部屋を出てトイレに行き、用を済ませてまた戻って来る。
朝ご飯を食べて学校に行く準備をして、7時30分頃、家を出る。
これが私のいわゆるモーニングルーティーンである。