クリトリスに与えていた刺激では物足りなくなり、存在の性器を手で誘導して膣口へとこすりつける。
下着を一枚隔てて、肉棒をナカへと誘うように美咲の腰は上下に動いた。
熱を持った宗介の性器が、はやく自分を絶頂へと導いてほしい。
ゴリゴリと内壁を押し広げられ、力強いピストンで犯されてしまいたい――
「ねっ、はやくぅ…っ」
まるで懇願するような美咲の声は、甘くかすれていた。
「どうしたの?今日の美咲は」
そんな美咲を見て、宗介は笑う。
いじわるな笑みだ。
まるでいつもと別人のような宗介に、しかし美咲はますます興奮してしまう。
「ねっ、お願い、はやく……」
「はやく、何?」
「いれて、これ……っ」
目の前の男の性器を擦り、膣口へと押し付ける。
挿入を拒む下着が、今は憎かった。
「どうしようかなー」
宗介の手が、美咲の尻をつかむ。
下着を脱がせてはくれないのに、くっと力を入れて尻を広げられ、膣口もともに広げられる。
挿入しやすいようにしたのかと期待した美咲を裏切って、宗介はそのまま、まるで挿入しているかのように腰を上下に動かした。
今にも入ってきそうなのに、入ってこない感覚がひどくもどかしい。
「はあんっあっうぅ……」
あと少しなのに、男の性器は挿入されずに膣口を刺激するだけだ。
空腹を訴える子供のように、膣口からはよだれが溢れて太ももをつたう。
先端だけが何度も膣口を押し上げ、少しだけ侵入してくるのに、一枚の布に阻まれてしまう。
「もうっ、我慢できないよぉっ……!」
たまらず美咲は、自分で下着を横にずらした。
べたりと張り付く下着はずらしにくく、少しだけ空いた隙間に無理やり宗介の性器を滑り込ませる。
火傷しそうな程に熱くなった性器の先端が、やっと直接そこに触れたことに、くらくらするほどの喜びを感じた。
ぬちゅ、と粘っこい水音が脳に響く。
どきどきと心臓が高鳴って、鼓動が身体全体を揺らしている。
「はっ、ああ……」
期待に身体が震え、腹の奥がキュンキュンと収縮する。
そのままでも達してしまいそうな興奮のなか、美咲はゆっくりと腰を下ろした。
ずぬぬ…と
肉壁を押し広げられ、粘膜を擦られる快感に、美咲は
ようやく手に入れた獲物を
その締め付けに
美咲が腰を動かすと、淫らな音が下から聞こえてくる。