「………今日、ご主人様に再会を果たすなんて思っていませんでした。」
「ん?」
「ご主人様はまだ…………おひとりなんですね」
「…………」
「あ、いえ、申し訳ありません」
「相変わらずだな。いちいちいらんことばっか言って。“お仕置き”してやる」
そう言って立っていたあたしの手を引いて組み敷く。
「さて、ここは今どうかな…………?」
ふに。と胸を揉まれた。
ぐるぐると胸を揉みながら服をめくる。
首筋には先を固くした舌先が這った。
「ん……」
ぴちゃ、と音を鳴らして首筋から鎖骨へ、鎖骨から乳輪へと移動する。
乳輪にたどり着くと、低速がなおさら低速になった。
あまりの粘着に身体が震えを覚える。
「ふ」
「!!」
気が付けば息をかけられていた。
あたしはそれだけで感じる。
ご主人様はあたしの弱いところ覚えててくれたんだ。
やばい。
ひさびさに燃え上がる。
けどこれはお仕置き。
ってことはこの後はひたすら我慢かな…………
昔そうだったから、わかる。
あぁ、あたしも覚えてる。鮮明に。
「ふー」
「んぁ、ご主人様、噛んでください………」
「だーめ。お仕置きだから」
まだふーっとされればあたしは壊れそうになる。
じりじり。
ろうそくの明かりはもうついてしまってるよ。
お願い、ご主人様。
「もう……だめです…………」
「仕方ないな」
一瞬だけ乳首をぬるっとしたものがかすめた。
「んあ!!」
「はい終わりー」
「ご………」
「こういうときはどうするんだっけ?」
覚えてくれている。
「く……咥えたい、です。ご主人様の大きいの………咥えたい」
「よくできました」
あたしも…………よく覚えていたなぁ。