マニアック

AVごっこ

直樹はさっきまで抱いていた企みをこの時スッカリと忘れてしまって、ジーッと菜摘の体を眺めていた。

するとムクムクとペニスが興奮して来て、菜摘はそれに気付くと、今までの失敗がすべて消えたように感じて、呆然と立っている直樹の所まで駆け寄った。

「体拭いたげる」

菜摘はタオルを引っ掴んで、後ろ手でドアを閉めた直樹の濡れた体を拭き始めた。

タオルを滑らせながら、改めて直樹の体の素晴らしさを感じた。

特に腹筋が菜摘のお気に入りで、綺麗な線が入った6つのブロックがそれぞれ滑らかに盛り上がっている。

それは腹筋が自慢で毎日の鍛錬を惜しまない人からすると、まだまだだなと思われるようなものであったけれども、菜摘にはこれくらいが丁度良かった。

そしてもう一つ、好きな箇所があり、それはお尻だった。

菜摘は今、直樹のお尻を拭いてやりながら、一種の快感を覚えていた。

別に尻フェチな訳ではなかったが、直樹のお尻は背中より腰からの曲線美をそのまま受け継いだように、その円味が非常に美しかった。

菜摘は一通り拭いてやると、最後にいきり立つペニスをガシッと素手で握った。

「おう!」

と直樹は思わず変な声を漏らしてしまう。

その様子がとても嬉しくて、菜摘は握ったまま、ゆっくりと扱いた。

直樹の表情は菜摘からは判然はんぜんとしなかったが、漏れる声からして、きっと喜んでいるのだろうと思った。

突然、直樹は振り向いて菜摘の体をガシッと掴んだ。

「ダメよ~、まーだ!ね?行こ、寝室に」

菜摘は全裸の直樹の手を掴んで寝室に連れ込んだ。
………

………

電気を付けて、直樹をベッドに寝かせると、その上に跨いだ。

「じゃあ先ずは悪い所がないか検査をしまーす!」

そう言って菜摘は首に掛けていた聴診器を手にして、直樹の胸に当てた。

お医者さんのするように何カ所かに聴診器を当てる動作で、次第に下へ移動させながら、とうとう本命のペニスへそれを当てて見た。

当然音なんか聞こえるはずがないのだが、これはお遊びである。

「あ!ここがとても悪いですね!私が治療してあげないと」

と今日見たAVの真似?をしながらペニスを握り、そして口に入れた。

舌を使ってペニスを吸いながら、顔を上下に動かす。

直樹は菜摘のわざとらしさに違和感を持ちつつ、これはこれで良いなと、ナース姿の彼女にフェラされて興奮していた。

「んんっ、どうですか?気持ちいいですか?」

「うん…はい」

直樹も菜摘に合わせて患者の演技をする。

菜摘もこれにはスッカリ満足して、更に顔を激しく動かして愛撫する。

フェラをしながら、菜摘は股間が徐々に湿ってくるのを感じた。

そしてこれはAVごっこをしている二人にはとても良かった。

「あっ…菜摘…もう…そんなに激しくしちゃあ、イッちゃうよ…」

「菜摘?誰ですかそれは?」

「看護婦さん…イキそうです」

菜摘は微笑んで、口からペニスを出した。

それはもうパンパンに膨らんでいた。

「直樹くん、おっぱいで挟んであげよっか?」

直樹は頷いた。

菜摘はナース服から胸だけを出して、その間にペニスを挟んだ。

そして不器用ながらも体全体を使って扱いた。

何だか変な感じがした。

胸にゴツゴツと固くなったペニスが触れる感触が、何とも言えなかった。

よだれに濡れていて、そして熱を持っているのも菜摘の胸元に変な感じを与えたのだった。

体を動かしながら、自分までもが気持ち良くなってきた。

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