「お、めぐみ?」
「!!」
ふいに声をかけられて驚く。
しかももっと驚いたのは、正直に言うと勃起したこと。
バレたらまずい。
なんとかごまかさないと!
「あれだなー。トイレ行きたいなー」
「ん?そうだな。けど今のご時世だとコンビニは対応してなさそう」
「確かに‥‥‥この辺スーパーもないしな」
「あ、ネカフェ行こうぜ!」
偶然圭太と僕の視線は同じところに当てられた。
良かった‥‥‥。
僕たちは意気揚々とネットカフェへと入るのだった。
部屋を案内されて個室に入る。
入るとすぐに、身体が密着してて興奮してくる。
早めにトイレ行かないとな‥‥‥
そう思って立ち上がろうとした。
「めぐみ」
「ん?」
名前呼ばれちゃ立てないな。
僕は聞き返した。
すると、キスで返ってきた。
「!!??」
唇が離れたころに、圭太は顔を赤くして僕を見つめる。
心臓が壊れそうなくらいの緊張感。
「なに‥‥逃げようとしてんだよ」
なんのことか。
トイレのことか?
なんで??
もしかして、圭太‥‥‥
「こんなに勃起させといて、ただで済むと思うなよ」
僕の手を圭太は自分の勃起しているペニスに触れさせた。
硬くてしっかりと勃起している。
「‥‥‥なぁ、気持ち良くさせてくれよ」
どくん、と心臓が動いた。