「あっ…あ、あああっ!」
春馬の舌の動きに1つに、私の全身が翻弄される。頭が真っ白になる。
「まだイッちゃだめだよ?」
すぐにでも絶頂に達しそうな私にそう微笑むと、春馬は私の隣に横たわった。
いつの間に脱いだのだろう、ズボンは穿いていなかった。
ピッチリしたボクサーパンツが内側から押し上げられて彼の形がくっきり浮き出ていた。
そっと下着を下ろそうとすると怒張したそれがゴムにひっかかった。
下着を脱ぎ去り何も身につけていない下半身で大きく主張するそれを掌で優しく包む。
熱を持ちすっかり硬くなった春馬をゆるゆる刺激し、そっと唇を近づける。
私にしてくれた事へのお礼の気持ちも込めて先端にキスをする。
すでにそれの先っちょには、ヌルっとしたものが出ていた。
それから唾液をからめた舌で根本から先まで往復するように撫で、パクっとと咥えてみせる。
「気持ちいい?」
「ヤバイ…イキそう」
「だめ」
ちょっとした悪戯心を込めて強く吸ってみせると春馬はビクリと跳ねて腰を引いた。
チュポッといやらしい音を立ててそれは口から抜ける。
眉をしかめてこちらを見る、その顔も愛おしい。
多分私は春馬のことが好きで好きで仕方がないのだ。
どんな表情だってドキドキしてしまうから。