吹雪は男性の手で走ってスーパー裏にある、誰もいない倉庫に着いた。
何事かと思った。
しかし身体は言うことを聞かない。
「お前、男性経験は?」
「‥‥‥?」
「セックス経験はあんのか?」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥ない!!ないです!!!!」
「じゃぁ俺が初めての男になる。だからやらせろ」
「何を言ってー‥‥‥」
正気の
何かの小瓶に入っているようなものを飲み込んでいる。
飲み干したらその辺に投げ捨てて、
吹雪をぐっと自分に引き寄せて舌を絡めるディープキスをされた。
「んっ!!?」
ぬるっと侵入してくる舌の中には液体があった。
それを甘んじて飲み込んでしまう。
唇が解放されると、じんわりと何かがこみ上げてくる。
「っあ‥‥なに、?めまい??」
くらくらする。
けれどもそれに耐えて立っていれば、
目の前にいる男性は吹雪を押し倒していた。
吹雪の股には硬いものが感じられる。
これがなんなのか‥‥‥まだお子様な吹雪にはわからない。
けれどもなんだか呼吸が荒い男性に怖く、
吹雪は思い切り殴りかかろうとした。
しかし力が入らない。
心の奥底、身体の芯から熱くなっている。