恋のはじまり

ジムの彼

「はあっ!ああっああんっ……!あっ!あっんんっ!」

腰が激しく動く度に、ばちゅんっばちゅんっと肉を打つ音が聞こえてくる。

ペニスの先端が力強く奥深くを突き上げ、一気に引き抜かれると、目の前が真っ白になった。

引き抜く瞬間には肉壁をゴリゴリと押し広げられ、出ていかないでと言わんばかりに肉壁が収縮してたまらない愉悦を与えてくれる。

そこから一気にペニスを突き立てられると、腹の深くを刺激されてクリトリスとも違う、深い悦びに身体が打ち震える。

それを何度も何度も繰り返されて、千香子の身体はトロトロだった。

「あぅぅ、はぁあんっ、あっ、あ、アッ!」

気持ちが良くて、もう自分からは何もできない。ただペニスに突かれ、狂おしいほどの快感に溺れてしまう。

「ごめん、千香子さん、こっちきて……」

「えっ、あ、アアッ!」

上にのしかかっていた達臣が身体を起こす。

それと同時に千香子の身体も起き上がらされ、次の瞬間、激しい快感に千香子の身体が反り返った。

達臣がソファに座り、その上に千香子も載せらている――いわゆる、背面座位の体勢でペニスを深くまで挿入されていた。

力が入らなくなってしまった千香子は、自分の重みでペニスをさらに深くまで飲み込んでしまい、今までに無いほどの深い快感に襲われた。
目の前がチカチカして、腹の奥が熱くなる。肉壁がぶるぶると震え、今までに感じたことのない絶頂に千香子は打ち震える。

しかし、達臣はそんな千香子の身体を後ろから支えながら、腰を上下にバウンドさせた。

後ろから回ってきた手が千香子の乳首を摘まみあげ、ペニスが深い箇所でトンットンッとさらに奥を突き上げてくる。

「ヒッ、まっ、てまって、まっ、あっあっあ!」

抵抗すら出来ず、暴力的なまでの快感に千香子は身悶えることしか出来なかった。

がっちりとした達臣の身体に全身を支えられ、力強く身体の深くをえぐり上げられる。

全身がひどく敏感で、乳首をつままれただけでも軽くイッてしまいそうなのに、さらに絶頂したばかりの腹の深くを突き上げられて――今まで感じたことがないほどの深い絶頂が、達臣の腰がバウンドするたびに千香子に押し寄せてくる。

「イッ、あ、あ~~~っ!!アッ!アッ!」

千香子の身体が突かれる度にびくびくと震え、背中が反り返る。

胸が突きだされるようにして身体が動き、その中心を達臣の指できゅうっとつねられて、また脳みそが絶頂を感じてしまう。

達臣が動きやすいようにさらに両足を開かされ、ぐっと腰を引き寄せられると、クリトリスが達臣の下腹部で擦れる体勢になってしまった。

身体の奥までずっぷりとペニスで貫かれ、そのまま腰を揺らされてクリトリスが甘く刺激される。

乳首がつねり上げられて、敏感な3点からの刺激に千香子はもう、悲鳴にならない悲鳴を上げながら絶頂を繰り返した。

「ひいっ、イクっ、いくいく、いっくううっ!」

身体が反り返り、達臣の肩に後頭部を預けるような体勢になる。

耳元で、達臣がくすりと笑った。耳朶を軽く食まれ、舌先がくちゅりと水音を立てて耳の中をくすぐる。

「千香子さん……かわいいですねっ……」
「え、あ、あ、~~~~っ!」

達臣の低い声が脳に響き、その瞬間、千香子はまた激しく絶頂した。

腹の奥から広がった熱が全身へと行きわたり、指の先まで幸福感に包まれる。

肉壁がペニスを搾り上げるようにしてうねり、その感覚がたまらなく気持ちが良い。

「ひ、いぃっ……!」

ぐねぐねとペニスを締め付け、そのせいで余計にペニスの感触が伝わってくる。

熱くて固い男の性器がぶるぶると震え、先端から灼熱をほとばしらせるその感覚に、再びとろけるような法悦に突き上げられた。

射精をしたばかりだというのに、それでも達臣の責め立ては止まらなかった。

絶頂してぐったりとした千香子の身体が、今度は達臣と向きあうような体勢にさせられる。

挿入されたままのペニスが、角度を変えて千香子の奥深くを刺激し、それだけでまた肉壁がきゅうっと収縮する。

「もう一回だけ……っ」

力強く抱きしめられ、また達臣の腰が動き出す。

愛液でどろどろになった性器がぬっちゅぬっちゅと音を立てながら刺激され、もう何度目かわからない絶頂に千香子は喘ぎ鳴いた。乳首が達臣の胸板に擦れ、クリトリスもとろけるような快感に震えた。

想像していたよりも、達臣の胸板はたくましく、千香子を抱きしめる腕は力強かった。

………

………

………

二人が部屋を出ると、まだ両隣では楽しそうな笑い声が聞こえていた。

明日は土曜日ということもあり、他のメンバーの二次会はまだ続きそうだ。

二人は、こっそりとカラオケを後にした。

料金は先に払っているから、おそらく問題はないだろう。

達臣に手を引かれ、千香子は黒髪の彼の後をついていく。

シャツから浮き出た背中の筋肉は確かにジムで見ていたもので、千香子はもう、その感触を知っている。

 

「僕の部屋……来ませんか?」

振り向いた達臣がそう、少し照れくさそうにほほ笑んだ。

もちろん千香子は、それに頷いた。

- FIN -

\ 官能小説ランキング参加中 /

\ ポチッと応援お願いします /


blank

1 2 3 4 5
RELATED NOVEL

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。