「はぁ、はぁ……いっちゃったぁ……!」
イった後も敏感になったままのナカは、鈴木さんの長い射精を感じた。
どくどくと脈打つ熱いそれ……ナマだったらどんな感じなんだろうといけない妄想が広がる。
「ん……しょっと……。気持ちよかったですか?」
「もちろん。最高だったよ」
「えへへ、よかったぁ! じゃあ、次はお風呂にしますか?」
「うーん、今日はまだ時間があるし、このままベットでイチャイチャしたいな」
「はーい、せーんせ!」
私は鈴木さんに抱きつき、ちゅっとキスをする。そのまま舌を絡めあい、
互いの身体に触れ合っていたら、服が邪魔になってしまってお互い脱ぐことにした。
(あー……裸で抱き合うのって気持ちいー……)
鈴木さんのすべすべの肌にうっとりしてしまう。
鈴木さんも一緒みたいで
「コスプレの意味なくなっちゃったけど、裸で抱き合うのが一番かも」
と、照れ臭そうに笑ってくれた。
「ねぇマミちゃん。今日は時間たっぷり使ってマミちゃんのこと気持ちよくさせたいんだけど」
「え……それは私の役目ですよ?」
「ダメかな? 限界までいっぱい感じたマミちゃんとえっちしたら気持ちいいだろうなってずっと思ってたんだよね」
まさかの要求に私は答えに迷ったけど、もちろんお客さんのお願いには応じなきゃ。
ていうか、こんなの断るわけない!
「じゃあ、お願いしてもいいですか?」
鈴木さんは嬉しそうに笑ったけど……
これからめちゃくちゃにされちゃうんだ、と私ははやる鼓動を懸命に抑えた。
「ん、あぁっ……!」
鈴木さんは私を寝かせると、膝を立てるように言った。
そしてそのままそこに顔を埋め、被った皮の上から舌でクリをなぞられる。
先ほどまでのダイレクトな快楽よりくすぐるような刺激は背筋をぞわぞわとさせるもので、
時折唇で食んで、吸い上げると自分の身体とは思えないほどはねてしまう。
「やあっ! あぁん、あう……」
むずむずとするそれから逃げたくて、つい腰を引いてしまうと、それを叱るように先端を舌先で
――にゅちゅっ! にゅぷんにゅぷっ! ちゅぽぽ……
「あんっ! あぁ! 気持ちぃ……!」
根本から掬い上げるように、たっぷりの愛液と唾液をまぶして、とろんとろんと舐められると声にならない嬌声が漏れた。
続け、根元を唇で食まれたり、歯を軽く当てるように何度も噛まれる。
「あっあっあっ? いや、それ、なんか、ああああっ!」
嫌な予感がした。
子宮の奥からじわじわと火照るような感じがする。
クリのむずむずが止まらない。
痒いような、痛いようなそれは、舐められるのとは違う刺激で。
――こりっ!
予告なく、強めに歯を当てられた瞬間。
喉が震えて声にならなかった。
背が弓形になり、こぽぉと蜜が溢れ出る。
「あぁ、い、いやぁっ……! こんなの、はじめて……」
イったのに、気持ちいいのに。
イかされた場所が、一際敏感に研ぎ澄まされて――ぜんぜん満足できない。
それははじめて体験する、ゆるく、柔らかな優しい絶頂だった。
それこそ、今この瞬間に挿入されたらいっきにイけそうな、一番高いところで取り残されたような感覚。
もどかしさに膝を擦り合わせるようにもぞもぞとすると、鈴木さんは可愛いなぁと口にした。
「そんな残念な顔しないで。もちろん続きもするから」