すると、急に浩司がその手を取り、
「何をするの?」
と聴いた。
別に何をしようとかそんな事は一切考えていなかった。
只濡れて熱くなる秘部に何かを押し当てたかった。
本当にそれだけだった。
「べ、別に何も…」
私はオドオドして弱々しく答える。
すると浩司は私の手を掴んでいた手を離した。
そして、その手を私の太ももの上に置いた。
少しびっくりして、思わず変な声を出してしまった。
彼の手は、私の太ももをズボンの上から軽く擦っている。
情欲に襲われた私の体はひどく敏感になっていたので、彼の手が腰の方に移動する度に微かに震えた。
「佐々木さん、もしかして感じてる?」
浩司は悪戯っぽい口調でそう聴いた。
私は恥ずかしくなって、更に顔を赤らめる。
浩司は私の顔を見ながら、
「その調子だと感じているっぽいね」
と言って、急に手を私の太ももの内側に食い込ませた。
私は反射的に両太ももに力を入れて浩司の手を挟んだ。
彼の手は、私の太ももの中で指をクネクネ動かしている。
それぞれの指先が私の太ももの最も敏感な所に触れる。
その度に私は益々太ももに力を入れるのだが、中々彼の手は動くのを止めない。
これは気持ち良いと言うより、こちょばしかった。
「意外としっかりした脚をしてるんだね、佐々木さん」
もうどんな反応をしたら良いのかわからない。
浩司の手は気付くと私の秘部に触れる位まで内側に移動していた。
浩司は腕を少し回転させて太ももの中で掌を仰向けにした。