マニアック

妄想女子とリアル体験

「こーら。逃げないの」

 ――ちゅぶっ! ちゅぽちゅぽっ!

「あああああっ!」

 すぼめられた唇がまるまると充血したクリトリスを口内へ誘いピストンする。

ぢゅうっと強く吸われたまま頭を前後されると、

無遠慮な吸引にクリトリスがずきんと疼いた。

「ひぃっ! ああっ! こんな、こんなの知らないぃっ!」

 ――じゅぽっじゅぽっ! ずずず……ぶちゅっ!

 すぼめられた唇が容赦なくむき出しのクリを責める。

舌でとろとろと苛められていたときのむず痒さがここにきて全てを発散させるように上り詰め、

身体の奥底から恥ずかしい火照りがつま先まで貫いた。

「いくっ! いっちゃうっ!」

 ナカがひくひくと痙攣し、こぽぉ、とえっちな液があふれたのを感じた。

それを舌がすくい取り、

何度もなんどもクリトリスにまぶされ、

優しくすりこまれるからたまらない。

「ああああっ!」

 私の身体は快楽の波に飲まれ、あっといまに果ててしまう。

(自分でするのと全然違う……セックスって、こんな気持ちイイの……?)

 私はマットにぐったりと横たわり、息を整えようとした。

けれど由紀さんは「立てる?」と私の身体を起こす。

「初めてだけど、これだけ身体が気持ちイイことを覚えていたら痛くないと思うよ」

 にっこりと笑った由紀さんは私をくるりと反転させ、
湯舟のふちに手をつくように言った。
それが何を意味するのか、妄想逞しい私がわからないわけもない。

「そんなっ! い、今イったばっかりで……」

「だからこそ、だよ」

 ――くちゅっ! にゅちゅちゅっ

 足の間に、由紀さんの隆起した肉棒があてがわれる。

「あん!」

「イったばかりの快楽に従順な身体だからこそ、気持ちイイんだよ」

「そんなっ! あぁっ! あああんっ!」

 ――ぬぷっ! ずぷぷぷっ!

 後ろから抱きすくめられ、酷く卑猥ひわいな音をたててそれは私の身体を貫いた。

無遠慮な質量が奥へ奥へと潜り込み、むき出しの熱に身体を犯される。

そのめちゃくちゃにされる感覚に私の身体は歓喜した。

「ああぁ! ひあぁんっ!」

 ナカの肉壁をすり上げられ、

こちゅこちゅと奥をノックされると

どうしようもない気持ち良さに身体が震える。

「あは、やっぱりすぐ気持ち良くなれたね……っ!
 あー、ナカすげぇ懐いてきて気持ちいー……吸い付いてくるよ」

「あぁっ! あぁん!」

 肌と肌がぶつかり合う音。

 ナカをかき混ぜられたことによる水音。

 ごまかすことのできない嬌声。

 すべての嫌らしい音が浴室にあふれかえり、

頭の中もぐちゃぐちゃになっていく。

「くっ……! 激しくするとこっちがイかされそうだな……」

 私の意思など関係なく、膣は由紀さんの肉棒を歓迎し、

もっともっとと誘うようにきゅうきゅうと締め付けてしまう。

隆起したそれはびくんと反応し、いっそう熱くなったように思えた。

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