姉にはそのわざとらしさは分からないらしい。
「まあ、お気の毒。私があなたを風邪ごと受け止めますわ」
まるでどこかの貴族のセリフを和訳したような言い方。
「リンはまだ帰りませんから、早く。
帰った時のあの子の顔が見ものですわ」
姉は上品に笑っているつもりなのだろうか。
手を口に当てて、
「ほほほ…」
と芝居がかった様子を見せる。
「目隠ししてもらってもいいですか?」
男が唐突に尋ねる。
「え?そんな趣味がおありなの?
よろしくてよ。
私は何でも受け入れますわ」
姉の小芝居は続く。
男は構わず姉に布で目隠しすると、
いきなり姉の服を乱暴に脱がせた。
ボタンが弾け飛ぶほどの勢いだった。
「まあ、そんなに待てませんでしたの?」
姉のポジティブ大根芝居は続く。
男は姉をベッドに押し倒すと、
いきなり胸を吸いながら空いている方の乳首を指で摘まむ。
「痛いですわ!
ああん…!もう困った人…」
この状況で小芝居を続けられる姉をすごいと思った。
隠しカメラは、2人が横から見える位置に仕掛けられている。
だから2人の動きがよく分かった。
姉は寝そべったまま体をクネクネさせてる。
色っぽい仕草のつもりでいるんだろうけど、
年の割にダルダルな体のおかげで
軟体動物が気持ち悪くくねっているようにしか見えない。
男は姉にまたがって上半身を起こし、上着を脱ぐ。
こちらはボヨンボヨンの太ったスライム体型が笑いを誘う。
顔は婚約者さんとは似ても似つかない顔。
男は姉の首を吸ったり、胸を舐めたり。
姉はその度に
「ああん…!」
「いやあああん…!」
など、AV女優ですら出せないだろう声で絶叫していた。
「やあああんん!気持いいですううう!」
姉は絶叫しながら、相手の男の背中に手を回す。
男は姉の体を舐めながら、
下へと移動していきクリトリスを吸い窒口を舐める。
どうやって出すのか分からないが、男が舐めたり吸ったりする度に
「ベチョ!ベチョ!ベチョ!」
「ずずずずず~~~!!」
なんて音が出る。