今日も私は穴を覗いた。
電気が向こうに漏れないように、こちらの電気は消してる
案の定、女は男連れ。
つれこむ男は何人もいるみたいだけど、よく来てる男がいる。
今日はその男。
恋人だったりするのか?
「だからねえ、リッくん」
と、吐き気のするような女の甘ったるい声がした。
「可能性としては、あり得るでしょ?」
見るからに頭悪そうなのに、
「可能性・あり得る」
などと偉そうな言葉使う女にムカついた。
「まあ、あり得るのかなあ?」
と、「リッくん」が答える。
緩い頭を持ってそうな女とは対称的に、リッくんは真面目そうで頭が良さそうだ。
そしてかっこいい。
女は雰囲気美人て感じで、化粧でごまかしてる。
私の姉も化粧が濃いだけのブス。
それなのに、姉の旦那は姉が世界で1番可愛いとか言ってる。
男なんて、しょせんは
私の方が遥かに、頭のいい男を楽しませられるはずなのに。
「ま、その話はもういいじゃん。それよりさ」
そう言って、リッくんは女をベッドに押し倒した。
リッくんが女の口を口で塞ぐ。
唇を吸う音がやけにデカい。
「もう…。リッくんてばあ…」
と、女が気持ち悪い声で言う。
化粧でごまかしてるだけのブスのくせに。
頭悪いくせに。
リッくんは女の首筋に顔を埋めるようにして、音を出しながら舐める。
「や…ん…」
女は気持ち悪い顔をこっちに向けた。
「もう…くすぐったぁい…。やめてよお…」
女は体をくねらせる。
商売女は男を誘うのがうまいんだね。
リッくんは笑いながら、今度は女の胸に顔を埋めた。
そしてすぐに顔を上げると、女の服を脱がせた。