「ひ、はあっ!あっ!」
凛花は快感に夢中になり、身体が弓なりに反りかえる。
その瞬間だった。
「はああんっ!?」
突然別の何かが身体を撫でる感触が凛花を襲った。
敏感になった身体は、腹を優しく撫でられただけで過剰なまでにびくりと反応した。
宙に浮いていた意識が戻り、そちらを急いで確認すると、いつの間にか他の4人に囲まれている状態になっていた。
ひと段落ついたのか、4人は凛花を楽しそうに眺めている。
「凛花ちゃんがあんまり気持ちよさそうだからみんな寄ってきちゃったんだよ」
「えっ、そんな……」
先ほどまでは他の4人も同じようにセックスをしていたから気にならなかったが、まるで観察するかのように囲まれると、羞恥心が襲ってくる。
「やだっ……!」
慌てて顔を隠そうとした凛花の乳首を、伊織の指先がきゅっとつまみ上げた。
「ひゃんっ!」
びくんっと身体が飛び跳ねる。
もう片方の乳首はくにかずの舌でツンツンとつつかれ、両側からの刺激にまた身体が反応してしまう。
「今更恥ずかしがらなくてもいいでしょ、イキまくってる凛花ちゃんもっと見せてよ」
「凛花ってセックス好きだったんだね、知らなかったーってそりゃそっか(笑)」
きよみにそう言われ、恥ずかしくてたまらなくなる。
しかし、動きを止めていたペニスがまたゆっくりと動き始めると、凛花の身体はすぐに羞恥心など忘れてしまうほどに激しく反応した。
「あっ!あぁっンッ、はうぅっ……!あっ、だめっ、きもちッイイッ……!」
何度も絶頂したせいで、どんどん絶頂しやすくなっている。
一度突かれるたびに身体がびくびくと跳ね、脚の指がきゅうと丸まってしまう。
肉壁がまるでペニスを搾り上げるようにして収縮し、それが余計に快感を増加させた。
「イッ、くっ!またっ、また、ぁ、あ、アッ!」
乳首をつまみ上げられ、舌先で弄られ、絶頂がとめどなく凛花の身体を走り抜ける。
もう何回イったかわからなかった。
それでもまだ、絶頂は止まらない。
「ヒッ、もっ、もうだめっ、止まって、とまっ、あーーっ!」
身体が反り返り、全身が淫らに波打つ。
それを見ていた園子が、横にいた伊織のペニスを手で上下に扱き始めた。
「見てたらまたしたくなっちゃった……っ」
伊織のペニスはすぐにギンギンに勃起し、先端から先走りをこぼし始める。
「凛花ちゃん見ながらするの……めっちゃ興奮する……っ」
園子が凛花のすぐ真横にくるように身体を向き合わせ、園子の腰を伊織が後ろから引き寄せる。
四つん這いの姿勢になった園子に、伊織が一気に挿入した。
先ほどまで別の男と交わっていたそこは根本までペニスを包み込み、すぐにきゅうきゅうとペニスに吸い付き刺激する。
伊織が激しく腰を振り立てると、ぱんっぱんっと肉を打つ音と園子の喘ぎ声が部屋に響いた。
「ああんっ!きもちいっ、イイッ!あっ好きっ、それ好きぃいっ……!」
まるで動物の交尾のように激しく交わう園子と伊織を横目に、くにかずもきよみを膝の上にひょいと抱きかかえる。
きよみの背中がくにかずの胸につくような体勢で二人とも凛花の方を向き、くにかずの腕がきよみの脚を開かせる。
「えっえっ?」
何が起きているのか理解できないきよみの尻に、くにかずは勃起したペニスをこすりつけた。
ペニスはすでに腹につきそうな程に反り返り、刺激を求めてびくっびくっと揺れている。
「凛花ちゃんに結合部見えるの、興奮する……?」
きよみは、凛花に脚を広げるように抱きかかえられ、膣口にペニスがこすりつけられる。
耳元で吐息交じりにささやかれ、下腹部が疼いた。
きよみが答える前に、くにかずに支えられていた身体がゆっくりと下に下され、それと同時にペニスがずぶずぶとナカに入ってくる。
「あっあっあっ……!」
自分の意志で身体を動かせないままに根本まで挿入され、結合部を凛花にさらすようにして足を開かされ――
きよみの身体はそれだけで、ぶるぶると震えながら絶頂した。
クリトリスが勝手に震え、ペニスに串刺しにされながらたまらない快感に身体が飲み込まれる。
「イッちゃったの?エッロ……こんなにエロい子だったんだ……」
くにかずの低い声に耳元でささやかれ、きよみの身体がゾクゾクと震えた。
子宮がじくじくと疼いて、ペニスでもっと突かれたいと訴えている。
それがくにかずに伝わってしまったのか、くにかずの腕によって身体を上下に揺さぶられ、きよみの身体は激しく痙攣しながら再び絶頂した。
「あっ!ああっ!ああんっ!」
くにかずに身体を持ち上げられ、自重によって落ちる。
それと同時に勢いよくペニスが奥にあたり、衝撃が快感となって全身を駆け回る。
何度も絶頂が押し寄せ、叫び声のような嬌声を上げながら、きよみはたまらない法悦によがりくねった。
きよみの目の前で、凛花もまた絶頂に身体を震わせて喘ぎ声が止まらない。
伊織に激しくバックの体勢で突き上げられ、園子も動物のようなセックスに夢中になって腰を振り立てている。
他人のセックスを見ながら自身もまた狂おしいほどの快感に飲み込まれ、もう何も考えることが出来ず、ただただ快感に身体を震わせて何度目かわからない絶頂に夢中になった。
………
………
………
それからどれだけ経ったのか、気が付いたら朝になっていた。
セックスしては休憩し、また別の誰かとセックスをし……そんなことを繰り返し、6人ともへとへとになるまでその場を楽しんで解散となった。
くにかずのアパートを出ると、朝日がまぶしい。
身体も疲れていた。家に帰ったらよく寝れそうだ。
「じゃ、また集まろうね♪」
きよみの言葉に、他のメンバーは頷いた。
すぐにLINEで6人のグループが作られる。
そのグループLINEで次の予定を決めるのに、時間はかからなかった。