足場を世界ごと縦に斬られて、底なし闇へ頭から急落していく。
甲高く
無理矢理に意識を引き戻された。
「っは、は、は、はぁっ」
乱れて
布団に寝かされた私の背中は汗でじっとり湿り、四肢は思い切り突っ張り、握りしめた手指はもはや真っ白だった。
涙と唾液でぐちゃぐちゃになった顔で、私に覆いかぶさっている男を見上げる。
思考の回路があちこちで点滅して、ここがこの世の果てなのかあの世の始まりなのかも判然としない。
「いい、顔してる」
「うぁっ……!」
男は消える寸前の
強烈な拡張感に
これは毎夜のことで、毎夜いく度も繰り返されることだった。
「かず、き……、むりだ、から、許してっ」
恋人との
膨張した雄鉾で最奥をぐちゃぐちゃと混ぜ
「かわいいな、君は。俺がちゃんと見ててやるからな」
「いや、や、うあ……ッ」
掌で子宮の上を押されて、さらにはっきりと和樹の雄熱を感じてしまう。
入り口から最奥まで
「イ、っちゃ……つ、突かないで、突かないでぇ……っ」
「君はおねだりが上手だなぁ」
ぬこ……、と最奥で震える子宮の孔口が力尽くで押し広げられ。
「……ッッ!」
声も出せずに絶頂したのを最後に、思考は焼き切れただ
ばかりを撒き散らすいつもの夜に墜落していく。
それなのに、最後の一秒まで意識を失うことは許されないのだ。