学生もの

先輩色

少しだけでもいい、私だけの先輩になってくれるならなんでもよかった。

だから私は絶対に拒みたくない。

もちろん行為自体に恐怖は多少あるけどなんでもいい。

先輩を私色に染めたいから。

先輩の手指は少し下がって行って、鎖骨の線をなぞられる。

横に鎖骨をなぞられるとくすぐったかった。

けどすぐに場所は移動して、ブラのホックを外される。

あらわになる胸は、高鳴る鼓動こどうのせいで微妙に揺れていた。

「‥‥‥もしかして初めて?」

「はい」

「ふーん。いいの?初エッチ」

「先輩なら、いいです」

あおるね。いただきます」

さらされていた胸の先端に吸い付かれた。

ピリッと感じた後は、甘い感覚がでる。

変な声が出そうで、つい口を固く結んだ。

先輩の長い舌が、胸を這いつくす。

ぬるぬると丁寧に舐められると我慢がならなくて、声が出てしまった。

 

「ぅふぁ」

「ははっ。可愛い声。」

下から先輩はあたしの顔を覗き込んだ。

「もっと聞きたい。どんなふうにあえいでくれるかな?」

空いている方の手は、あたしの乳首をぎゅっとつまんだ。

その代わり、反対の胸は優しく舐められ続けている。

そのギャップがどんどん気持ち良くて快楽を味わい始めているのだった。

「ぁ、ん。はぁ、せんぱ‥‥ん」

あたしは自分のまた辺りがさわさわしてきたことがわかった。

もじもじしていれば、先輩はいち早くそれに気づいてくれた。

「お。感じてんのな。気持ちい?」

「は、ぃ」

キュウキュウと乳首をつねられる。

ピリッと痛みが走れば、追って快感があふれ出てきた。

ぴちゃぴちゃといやらしい水音が響いている。
………

………
あと聞こえるのは、部屋の電気の音。

静かではないと聞こえないはずの音だ。

先輩とあたしは荒い呼吸しているのに、なぜかその電気音が響く。

よくわからなくなる。頭がボーっとしてきた。

そしてわかることというと、あたしの下が刺激を求め始めた事。

先輩はずっと胸ばかりを責めてくれる。

ダメだと、破廉恥はれんちだと、恥ずかしいと思いつつあたしは声を出した。

「先輩、なんだかあたし‥‥熱いんです。」

「‥‥‥ここかな?」

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