部屋の真ん中には産婦人科の診察室で見かけるような、足を広げられるイスが置いてある。
ご主人様は首輪に鎖をつけたまま私をそのイスに座らせて、私の両手足を拘束した。
機械音がした直後、私の足は大きく広げられた。
「これは新しく発売された媚薬ローション。どれだけの効き目があるか楽しみだね」
ご主人様は私にローションの入ったボトルを見せながら言う。
「っん…」
ローションを両乳首に垂らされただけで、私の体は反応した。
「つけた瞬間から効果があるのか。それなら、塗りこんだらどうなるか楽しみだね、穂香」
私の片方の乳首が柔らかい化粧用のブラシで擦られる。
「ん~ン~」
私は拘束されたまま身悶えする。
くすぐったさと乳首を責められる気持ち良さが混ざりあって、何とも言えない気持ちになる。
ブラシは乳首を撫でるだけでなく、乳首周りも撫でていく。
「んン~ん~」
口枷を嵌められている私は声を出すことができずに、ただくぐもった悲鳴をあげるしかできない。
「こっちもしてほしい?」
ご主人様が私のもう片方の乳首を摘まみながら尋ねてきた。
私はひたすら頷いた。
すぐにもう片方の乳首がゆっくりとブラシで撫でられる。
くすぐったいのか、気持ちいいのか分からない感覚が私の体を襲う。
「ん~ん~」
不意にブラシの動きが止まったと思うと、私は目隠しをされた。
「見えない方が余計に感じるだろ?」
ご主人様のサディスティックな声が聞こえた。
今度はブラシじゃなくて、乳首に何かがはりつけられた。
ローター付きの乳首用グッズだとすぐに分かる。
でもまだ動かされないまま、クリトリスにローションが垂らされた。
クリトリスもブラシでゆっくり撫でられる。
「ん~んンー!」
乳首よりも刺激が強く感じられる。
私は無意識に足を閉じそうになるが、拘束された状態で足を開かされているので当然足を閉じることはできない。
「んー!んー!」
私は自身が本当に動物であるかのように荒く喘いだ。
ご主人様の顔も声も聞こえないけれど、彼が私の様子を見て笑っているのを感じていた。
「さて、今度はこっちだ」
ご主人様が指を私の膣の中に指を入れた。
「中がすごくヌルヌルしてるな、穂香。いやらしいペットだ」
ご主人様からそう言われて私は恥ずかしく思いながらも、もっと言葉で責めてほしくなった。