さて、気を取り直して、あたしはいつも通りに地下室へ向かった。
最初は合意の上ではなかったので、ほぼほぼレイプ。
だけど感じてしまったあたしは、受け入れるしかほかなかった。
旦那様のテクニックが素晴らしすぎで、
あたしはレイプ被害者なのに何も言えませんでした。
そう解説している間に、待ち合わせの時間になったので地下室に行きます。
………
………
そこで、ご主人様は楽しそうに待っているんだろうな。
カツ、カツ、カツとヒールの音を出して階段を下りる。
部屋の重い扉を開くと、ベッドで眠っている旦那様がいた。
あたしは声をかけつつ近寄る。
次に耳元で起こそうと顔を寄せると、後頭部をつかまれてキスされる。
「ん!」
そして濃厚なキスに酔いしれるあたし。
口が離れたときには、銀色の糸があたしたちを結んでいた。
「遅かったな。そんなに掃除が大変だったか?」
「いいえ。大丈夫です」
「じゃぁさっそくしよっか!」
明るく笑うと旦那様はニヤリと不敵な笑みを浮かべてあたしを組み敷く。
耳たぶを甘噛みされれば、じわ、と気持ちいい。
ぺちゃぴちゃと右耳の鼓膜に振動が来るのだ。
その艶ある水音は、とてつもなくいやらしい。
ただでさえ、奥様も入れないこの地下でこんな行為なんて…………
―見つからないよね?
という不安感。
―心からじんとしみてくる快楽が良い……
が入り混じる。
やんわりとあたしのふくよかな胸に、旦那様は吸い付いた。
少しいつもよりも強めだ。
「ぁ……」
あたしの喘ぎ声を聞けば、もっと聞かせろと言わんばかりに、
ちゅぱちゅぱと舐めては吸い付くのだ。
「ぃ、あ、は……ん」
じゅるるると胸の
あたしはあまりの快楽に身をよじらせて思い切り感じる。