「足、開いて」
彼は私の両足の間に入り込むと、顔を秘部へと近づけた。
そして吸いつくすかのように愛液を舐め、クリトリスを舌で転がしてくる。
「ああぁ!やだ、恥ずかし……!」
言葉ではそう言いつつも、快感には負かされてしまう。
彼の舌がクリトリスの先端を舐めあげる度に、身体は情けないほど反応を示した。
「じゃあ、俺のも……」
彼は体制を変えて、シックスナインの形をとった。
目の前にぶら下がった彼のペニスを恐る恐る口に含み愛撫する。
「んんっ……んっ……!」
私が彼のモノを口に含んでいる間も、秘部への刺激は止まらない。
互いに身を震わせながら、互いの一番弱い箇所を攻め立てた。
「そろそろ……いいかな」
そう言って、彼はまた私の正面に向き直る。
備え付けで置いてあったコンドームをペニスに装着すると、私の両足を割って身体を押し進めてきた。
私はこくこくと頷き、挿入の時を待つ。
「あああぁっ!!」
彼が私の身体に覆いかぶさったと同時に、中に彼のペニスがねじ込まれる。
熱くて、硬い。ラブホテル内という事もあって、私は自分の想像よりも大きな嬌声をあげた。
「奥まで入ったよ」
彼は何度もキスを繰り返しながら、ゆっくりと腰を前後させる。
私はしっかりと彼の背に手を回し、彼のモノを締めつけた。
ずぶずぶと音を立てて、私の中を彼のモノが行き来する。
「あっ!あぁ!あぁん!」
「お前、めっちゃエロい」
息を荒くした彼がぽつりと呟くように言った。
そして抱きしめていた私の身体をそのまま持ち上げて、対面座位に変わる。
密着した互いの身体から伝わる温もりと、少しだけ擦れるクリトリスへの刺激。
気がつけば私も積極的に腰を動かしていた。
「あっ、あぁ、気持ち……いい……!!」
「っ……俺も……」
思わず口にした。
この場所ならば、いくらでも声をあげようと構わない。
言うまでもなく性に溺れる私がいた。