「ほら、おいで」
彼氏の
今日は金曜日で、久しぶりのお泊りだ。
彼の手には美咲の使うマッサージクリームがちょこんと乗せられている。
こうしてたまに、気まぐれのように宗介は
理由はわからないが、気持ちがいいし甘やかされているような気がして、美咲は好きだった。
宗介の住むワンルームのアパートは7畳ほどで、学生の一人暮らしと広さはほとんど変わらない。
学生と違うのは、置かれているものがたまに、少しだけ高価だということだけだ。
その反面、宗介自身は朗らかで器の広い大人の男という雰囲気を持ち合わせているので、そのギャップにぐっときてしまう。
「目つぶって」
宗介に背中でもたれかかるように座ると、美咲を抱きしめるようにして宗介が距離を詰めてくる。
腕を後ろから回され、抱きしめられているような感覚に心臓がきゅんとした。
美咲より大きな掌が、そっと美咲の頬を包む。適量のマッサージクリームが肌に延ばされ、優しく指が肌を撫でた。
「どう?」
「うん、気持ちいいー…」
繊細なもののように丁寧に肌に触れられ、まるでエステにでも来た気分だ。
それなのに、後ろから感じる彼の温度は間違いなく異性のそれで、包まれるにおいは美咲が大好きな彼のものだ。
ゆっくりと顔をマッサージされているだけなのに、腹の奥が
宗介の指の先が顎を滑り、唇の際をくすぐるように触れてくる。
「っ……」
宗介本人にそんな気はないはずなのに、一人でいやらしい気分になっていることが恥ずかしい。
それでも身体の
熱い胸板に背中を押し付けると、じんわりと彼の体温が伝わってくる。
尻を後ろに座る宗介に擦り付け、彼の下腹部を刺激した。
ほんの僅かな動きだったが、それでも彼は美咲の意図する行為を理解したようだ。
彼も美咲の尻に下腹部を押し付け、ゆっくりとこすりつける。
柔らかいそれが次第に硬くなってくると、美咲は宗介の腕の中から抜け出した。
宗介に向き合い、反応する下腹部にそっと手を伸ばす。
そこは、部屋着を押し上げ、存在を主張していた。
撫でてみれば、膨張した性器の形が部屋着の上からよくわかる。
どくん、どくん、と自分の心臓が高鳴っているのを感じる。
部屋着から宗介の性器を取り出し、美咲はベッドから降り、床に膝を付けた。
ベッドに座る宗介の下半身が、ちょうど美咲の目の前にくる体勢になる。
そのにおいが美咲の劣情を煽り、湧き上がった
美咲が舌を伸ばし、性器に触れると、宗介が小さく呻いた。
根本から舌を這わせ、ゆっくりと先端まで舐め上げる。
先端を唇で食んで、
「ん…ぅ…」
完全に勃起した性器はガチガチで、腹につきそうなほどに反り返っている。
唾液を絡ませ、水音を立てて愛撫すると、たまらないとでも言うように肉棒はビクンビクンと反応した。