マニアック

大好きな兄を守りたいから、捧げます

…………

…………

…………

あたしに限界が来ていた。

仕事に病院への面会に、あたしは気が付いたら病院で倒れていた。

目を覚ませば兄がいる。

そう思って重いまぶたを開いた。

「起きた?あおいちゃん」

葵はあたしの名前。

呼んでいたのは兄ではなくて、勇太さんだった。

がっかりしてしまう。

「…………兄は」

「まだ眠ってるよ」

「そう、ですか…………」

「いい加減諦めなよ。圭介けいすけはこの状態なら間違いなく死を選ぶ」

“死”

いなくなる?

兄がこの世から?

二度と会話も何も出来ないの?

「いや、です。兄には幸せになってもらわないとダメなんです」

「じゃぁ幸せの道を教えてあげる」

「え?」

耳元で

「病室の外に出て」

と言われた。

不思議ながら病室から出ると、勇太さんはにこにことして待っていた。

「あの。兄の道とは…………?」

「葵ちゃん。俺のセフレになって」

「へ!?」

「そうしたら圭介の入院治療については俺が責任持つから」

「なんで」

「この病院は俺のじいちゃんのなんだ。だから俺が言えば従ってくれる」

「そ、んな…………」

「まず今日一回目。相手してくれるよね?」

あたしの目の前に手を差し伸べる勇太さん。

あたしは…………

あたしに…………

出来ることはなんでもしよう。

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