「な、あいこ。たまにはこういうのもいいな」
「もぅや、だ……」
「俺の触って」
あたしはもう脳みそがエッチなことしか出てこない。
すぐさま膨れている僚太のペニスを触りたくて、感じたくて速攻チャックを下げた。
ガラパンと膨れ上がっているペニスの尖端が濡れていることがわかった。
上下にこすれば僚太も余裕がなくなってくることがわかる。
わざとらしく、あたしも反撃しようとじらしてにた。
指先で亀頭をひっかくようにしていたら、
切ない表情が浮かんだ。
たまにはいいよね、と思いつつ亀頭を指先でなぞる。
クルクルと、我慢汁がたくさん出るほどに弄り回す。
僚太も盛り上がってきてくれたのか、苦しそうにしている。
指を亀頭から根元まで、指でなぞる。
血管が出ていることがわかるので、その血管もなぞれば、
僚太は艶のあるような表情に変わる。
これは普段のあたし。
余裕がなくて懇願するあたしと、余裕綽々でいっつもリードしてる僚太。
こんな僚太の表情は初めてだ!
なんだか少しだけ嬉しくなってクルクルをずっと続けていた。
「くっ」と声が漏れたところであたしは激しめに棒を力を込めて上下にこすった。
「俺を……喜ばしてどうすんの」
「たまには、ね」
「俺、愛されちゃってるな」
「当然なこと……」
お互いに息をあげていると、見合って笑ってしまった。
何するも狭いし、駅に着くのもまだまだ。
けれども本番をやればバレてしまう。
しかたなくとった行動は、股こすりだ。
あたしの太ももを膣に見立てて僚太の生のペニスをしぼりあげる方法。
スイッチを最高の5にすれば、あたしは両手で口を押えながら必死にイクのをこらえる。
思い切り出し入れさせると僚太はすぐにでもイキそうだった。
「は、ぁ、はぁん」
「やばぃ……いく………っ」
「んあ、ダメだょ、立ってらんにゃ……」
「最高に気持ちよくしてやるよ」
下着の中に手を入れこんで、そのままバイブの刺激によりむき出しになったクリトリス。
僚太はそこをコロコロと転がす。
それであたしの頭は真っ白になった。
「っっぃっ………!!!」
気持ちよくいったが、結局はバイブに刺激があったから。
でも違う。
違うんだ。
あたしは“僚太”とイきたいのに。
鳴りやまないバイブはずっと動く。
イッたばかりの敏感な部分に直接あたるのも気持ちいいと感じてしまう。
「僚太、あたしこのままじゃ……」
「仕事前に一仕事するか」
「?」
プシューっと音を立てて地下鉄は最寄りのどころにたどり着いた。
するとあたしの腕をつかんで、いつも違う駅で降りる。
そこは繁華街なのでいろいろな施設や、それこそラブホもたくさんあるところだ。
近場のラブホに入ろうと二人は手をつないで繁華街を歩いて行った。
会社に電話した。
あたしは熱のために休んで、
僚太は“シフト間違ってて、このあと準備が出来次第、出社するといった。
けどよかった。
このままマンネリで終わってしまうのかと思ったら大丈夫だった。