「ありがとうございましたー」
バイトが始まってからそろそろ一時間。客は絶え間なく訪れ、マサミはほとんどレジから動けていなかった。
トオルは店内で商品を並べたり掃除をしたりと、こまごまと動きまわっている。
乳首につけたクリップはマサミの身体に絶え間なく刺激を与え続け、腕を動かすたびに甘い快感が流れ込んでくる。
着けたばかりの時よりも、今の方がもっと感じやすくなっていた。
クリップのぎざぎざとした箇所が乳首に食い込み、それがじわっと足の間を濡らしていく。
下腹部がじんじんと疼いて、時折クリトリスがひく、と収縮しては刺激が欲しいとマサミに訴えていた。
「お姉さん、たばこちょうだい」
「はい、何番になさいますか?」
指定されたたばこに手を伸ばす――その瞬間、クリップが今までとは別の角度から乳首に食い込んだ。
「ひんっ」
今までにないピリッとした激しい刺激に身体が震え、思わず声が漏れる。
マサミの姿を背後から見ていた客が、「大丈夫?」と慌てて声をかけてくれた。
そっと腕を伸ばし、たばこを取る――くるりと振り返ってレジに向かうと、心配そうな表情で客がマサミの方を見ていた。
「顔も赤いけど……大丈夫?」
「あっ、大丈夫です、ハハ、すみません」
「ならいいけど……」
会計を済ませ、たばこをポケットにねじ込んで客が去っていくのを眺めながら、マサミは無意識に腕を胸にあてていた。
クリップをさらに強く押し付け、強い刺激を得ようと身体が動く。
ブラジャーの上からクリップを刺激すると、震えてしまうほどの甘い快感が流れ込んできた。
「はっ……ぁ、」
丁度、先ほどの客が最後の一人だったようで店舗内には誰もいない。
レジに立ちながら、マサミは夢中で胸を刺激した。
たまらない快感に夢中になり、腰も一緒にくねくねと動いてしまう。
気持ちが良い、もっと強い刺激が欲しい、もっと――
その瞬間、尻肉を優しく撫でる感触に、マサミは「ああ……」と感じ入った吐息を漏らした。