マニアック

ドウテイ先生の秘密

ちょっとショックなんだけど…断られた。
………

………

意味わからん。

学校が終わって、放課後

人通りの少ない廊下の端の

技術室の更に奥にある、

何だか暗い部屋?みたいなところに呼んで、誘った。

「先生、わたしね、先生の事が好きなの」

こんなことを言ったと思う。

そのときわたしは、Yシャツの襟を大きく開いて

僅かに谷間の見えるようにして、声音も、もどかしいような、

弱々しく、しかし勇気を振り絞ったんだなと思われるような声で言った。

先生はメガネ越しに、たしかにわたしの谷間を覗いていた。

わたしは成功したなと腹の底で笑った。

しかし先生はわたしの確信を裏切って

「すまない」

と断ったのだ。

先生は何かルルとその理由を述べていたが

一言一句わたしの頭には入らなかった。

「先生が生徒と関係を持つなんて…お前の気持ちはとても嬉しいのだけれど…

まだ早いから…運命の人がきっと現れるから…宿題を早く出しなさい…

遅刻もやめないと…いい大学に入って…社会人になってから…いい人を見つけなさい…」

そんなことを言われてたように記憶している。

わたしは帰って来て、

LINEも返さずにそのままベッドに横たわって、寝てしまった。

生まれてはじめての失敗…

今までは振る側だったのが、今日、ドウテイ先生に屈辱を受けた。

わたしは腹が立って、

枕に顔を埋めて久し振りに泣いた。

そしてわたしは、復讐を決めた…

ゼッタイに、先生をわたしのものにしてやる…

わたしの体に魅了されて、そして快感を伴う屈辱を味わわせてやる!!!

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