「とりあえずそこに座って」
わたしは先生の示した大きな
いかにも高級感を漂わせるソファに恐る恐る腰を下ろして、
周りを見渡した。
わたしはここに先生のリビングの風景を描写してみたいのだけど
あまりにもパニクりすぎて
上手く思い出せない。
たとえるなら、ドラえもんのスネ夫の家みたいな感じ、かな?
そもそもスネ夫の家もあんまし覚えてないんだけども…
とりあえずまぁ、すごいところでした。
先生は見た感じ若くて
まだそんなに給料を貰えてそうには思えなかったけど
現にわたしの目にはたしかにゴウテイと呼ばれるような家があったのです。
それからしばらく先生とお茶を飲みながら
ボンヤリと何か雑談してから
先生の書斎だという二階にある部屋に案内された。
わたしはその異様すぎる景色に思わず立ちすくんでしまった。
その部屋には
数々の彫刻が置かれてあったのだが
それは全て裸の女の像だった。
そして上の方には奇怪な写真が額に入れられて飾られてあるが、
それは全て裸にされた女の写真だった。
女はどれも素晴らしい体をしていて
肌理の細かい肌に大きくて、しかし形の良いおっぱい。
わたしはしばらく呆然とそれらを眺めていた。
そしてあることに気づいて、
わたしは背筋をゾッとさせた。
すべての写真に写っている女は、わたしだったのです。
「どう?良く出来てるでしょ?先生が作ったんだよ」
わたしは怖くなって、今すぐここから逃げ出したくなった。
しかし体が全然動かなくて
カナシバリにあったように固まってしまっていた。
先生は後ろから突然わたしに抱き付き
胸を揉み始めた。
わたしはそれを振り解こうとしたけれど、
意外と力が強くって、全然離れない。