マニアック

ゲイバーのママとの営み

こうしてあたしは深雪の紹介で来たゲイバーのママと行動をすることになった。

まず最初にしたことは、コンタクトデビュー。

目はもともとが大きくて二重なので、メガネよりコンタクトが映えるというママ。

それに従ってコンタクトの色も一緒に探した。

「これ、いいわねぇ」

ママはすごい。

知り合って間もないあたしをわかってくれる。

好きな形や色、金額など含めて説明してくれるんだ。

けど一番大きくわかるのは、あたしに自信をつけさせたいのだろうということ。

「さぁて、これで仕上がりよ。鏡見てみなさい」

そういってあたしはママのバーにある、全身鏡を見た。

そこにはあたしが知らないあたしがいた。

「え‥‥‥これ‥‥‥あたし?」

見違えるほどにスタイル良く決まっていて、

多少かもしれないがかわいくなれている。

色もブラック中心だったけど似合う色を選んでもらってるから自然でばっちり。

 

「あとは最後の仕上げよ‥‥‥」

「え?」

そういったママはいきなり二人きりのこの楽屋で押し倒された。

「ママ‥‥‥?」

「あたしがアンタを女にしてあげる」

満面の笑みでそういうママは、男の顔をしていた。

「まっ‥‥‥て‥‥‥?」

「任せなさい。終わったころにはあたしたちはさようならなんだから」

ワンナイトラブ

ってやつ?

でも、ママなら安心して‥‥‥ってそういう問題!?

「待ってママ、」

「そう言っていられないくらい、気持ちよくしてあげる」

男の眼つきをしているママ。

唇を奪われて、ぬるっとしたものが口内に入ってくる。

「んうぅ、!」

それはママの舌で、あたしの舌をからめとって深く深くキスが続くのだ。

くちゅくちゅ、と水音を出して、いやらしい音があたしの鼓膜こまくに響く。

「ん、ふ‥‥‥」

トロンととろけるような気持ちいい初キスで酔いしれる。

唇が離れる時まで感じずにはいられなかった。

次第に首筋を舌が這うと、感じたことのない感覚におちいる。

鎖骨を過ぎるころには快楽に感じた。

ゆっくりと、念入りに舌はあたしの胸を目指している。

服はめくられて、胸をもまれながらあたしは感じていた。

 

「っぁ‥‥‥」

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