ほどなくして、岩出さんに夕飯を誘われた。
夕飯なんてただの口実。
私と岩出さんは暗黙の了解のままラブホテルに入った。
………
………
部屋に入るなり、岩出さんは抱きついてきて、荒々しく唇を押し付け、すぐに舌を
入れてきた。
お互い荷物はその場に置いたまま上着も脱がずに・・・。
「美香ちゃん、激しいよ」
「私じゃない。弘樹さんですよ」
そんな会話をしながら上着を脱ぎ、眼鏡を外した。
好色じみた表情をしている。
いや、あのニヤけた表情は、私のS女としての長年の勘からきっとM男に違いない。
さっきの発言だって、激しいキスをされるのを求めていたからだろう。
M男だとほぼ確信した私は、嬉しさのあまり、体がゾクッとした。
しかし、とりあえず一旦は彼に任せて様子を見ることに。
ベッドに横たわり、岩出さんが私の上に乗り、キャミソールとブラジャーを脱がせた。
直後、乳首に吸い付き、舌で舐め回した。
「はあ・・・」
私はたまらず声を漏らした。
岩出さんの手が乳房から下半身へと移っていき、敏感な部分に触れる。
岩出さんは勝ち誇ったように、
「もうこんなに濡れてるよ」
割れ目に沿って指でなぞる。
「ああっ、そこ感じる・・・」
「Gスポットだよ。すごい濡れてきてるよ」
私は両足を伸ばし、足とお腹に力を入れた。
岩出さんの指が激しくなってきた。
初めての時、大野さんはセックスを拒み、岩出さんは容赦なくヤリたがる。
この違いは何だろう?
「ああっ、弘樹さん・・・、そこ・・・イィ。ああー、イッちゃう!」
指だけで4回もイカされて、私はクタクタになった。
「もう指がふやけちゃったよ。今度はボクちゃんのをお願いちまちゅ」
えっ?今のナニ・・・。
いや、Mっ気があるのはわかってはいたけど、赤ちゃん言葉を使うまでとは・・・。
でも、元保育士の女王様である私には、お得意様で大好物のM男君だ。
指でイカされ続けて少し朦朧とする頭が、今の言葉で一気にヤル気が漲ってきた。
まるで赤ん坊を両手で抱くように、左手を枕にして抱きかかえ、右手で頭を撫でる。
「あーよちよち、いい子ねボクちゃん」
そう言いながら、右手でいきり勃ったおちんちんを握って上下にしごいてあげると、
その先端から透明な液が溢れていくる。
私はその液塗れの突起物の先端を指で撫でた。
「あらあら、こんなにもヌルヌルしちゃって、悪いおちんちんだこと」
「ああんっ!」
岩出さんの悦びの声を聞きながら、その長い尺八に口を這わせ、舌で舐め回した。
「だめ!ボクちゃん我慢できないっ!」
そう言うと、岩出さんは私を四つん這いにさせて、バックから挿入してきた。
「ああっ、ボクちゃん・・・、とってもイイッ!」
「うん、ボクもうぉ~サイコーッ!」
岩出さんはすぐに限界に達し、私のお尻の上に射精した。
見た目はとてもタイプ、そして、さっきの幼児語のギャップ。
ますます気に入った私は、岩出さんとはそれから月に1、2回会うようになった。