マニアック

元保育士女王様、私がよちよちしてあげる

耳のスイッチに潜むMの片鱗を見透かす

次第に会う回数も増えていたが、特に、何もなかった。

この男は、あと一歩踏み込んでこない・・・。

口説きはするが、どこかガードが堅い。

私がもどかしくなっていた時、

「今度の日曜日、会えないかな?」

会うようになってから半年後のことだった。

ついに来た!

 

当日、いつもより体のラインが出るワンピースを着て、地元で有名なそば店に入った。

私はこの後の予定が気になり、味わう余裕すらなかった。

「ねえ・・・、食べ終わったらどうします?」

「んー・・・、美香ちゃんの行きたいところでいいよ」

「大野さんは行きたいところないの?」

私は上目遣いで大野さんを見た。

「・・・ホテル、・・・行く?」

ようやく重い腰を上げたかのようなラブホテル入りだった。

大野さんはベッドに座ると、私を引き寄せた。

顔が近い!

そう思った瞬間、大野さんが唇を寄せてきた。

 

本当はSっ気を発揮し、私主導で弄び、相手を手懐けたい気分だったが、ようやくその気
になって誘ってきた大野さんの気分を害してはいけない。

だから、不慣れではあるが、とりあえず今は一旦相手に身を委ねることにした。

私は少し遠慮がちに唇を付ける。

あっ・・・、大野さんの匂いがする。

いつも近くに座った時、ほのかに石鹸の香りがするが、今日は直に感じる。

私はそれだけで高ぶった。

大野さんは舌を絡め合いながら、時折舌を吸い、唇を甘噛みする。

これが大人のキスなのか。

大野さんはワンピースの上から乳房に触れて揉み始めた。

すると、大野さんの息遣いが少し荒くなる。

交互に強く揉みながら乳首に指が触れた。

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