手錠と目隠し、ローション、そして怪しげなピンクのチケット。
そのチケットを拾い、彼は呟くような小さな声で印字された文字を読み上げた。
「購入者限定パーティー招待状……会員制BARで刺激的なワンナイトラブ」
こんなの買った覚えないし!私は慌てて小箱の宛先を確認する。
だが住所は間違いなくここだった。
頭の中が疑問符で埋め尽くされ、なんにも言葉が出てこない。
彼はしばらくチケットを見つめた後、ぐしゃりと音を立て手の中で握り潰した。
私を見る目はちょっぴり涙目になっている。
「オレにこんなチケット見せたのは、オレなんか相手にならないって意味っすか?一目惚れして大声で告白したりして重かったですか……?」
しょんぼりしながら私を見つめる彼は、まるで尻尾を垂らした大型犬のようだ。
絶賛誤解され中だが、私はついきゅんとしてしまう。
「ワンナイトラブって……誰でもいいんすか……?ならオレじゃ駄目ですか?」
「な、なに言って……きゃあっ!?」
状況を理解する間もなく、私の右手首にはがっちりと手錠がはめられていた。
唖然としたまま拘束された右手を見ている内に、彼は手錠の片方をドアノブに繋いでしまう。
「俺、頑張りますから!俺にしてくださいっ!」
「え、ええっ!?ちょ……っ」
体格のいい彼に背後からのしかかられ、私はたまらず両手を玄関ドアについて体を支えた。
筋肉質でゴツゴツした彼の身体が密着してきて、こんな状況だと言うのにドキドキしてしまう。
「あ……っ」
大きな手が私の両胸を包み込んで、ふにゅふにゅと柔らかく揉み込む。
熱くて節ばった指が気持ちよくて、背筋がゾクッと
「乳首たってきたっす。服の上からでも分かる……」
「や、やだ」
私が身を捩ると、彼は興奮したように息を荒げた。
服の裾からするると手が侵入してくる。
ブラジャーを押し下げ、彼の少し荒れた掌が胸のふくらみに直接触れた。
「すごい鳥肌ですけど、やっぱり俺に触られるの嫌っすか……」
「それは……あっ!ふ、んんっ」
答える前にきゅっと乳首を摘まれる。
そうされると言葉なんてまともに出てきやしない。
悪寒に似た気持ちよさが、背骨を通って全身を駆け巡った。
「や、擦ら、ない……で」
「でもこうすると乳首どんどん硬くなるっすよ?」
指の腹でさすさすと優しく擦り続けられると、ビクビクと身体が跳ねてしまう。
胸の先端からぞわっとした快感が生まれて、頭がぼんやりとしてきた。
「すげ、可愛いっす。こっちも触りたい」
「ひぅっ」
カシャカシャと手錠の鎖が音を立てる。
膝が震えて腰が抜けそうだ。
彼は下着の隙間から手を滑り込ませて、私の秘処に指を這わせる。
ヌルつく指がクリトリスをゆっくり