「希、お前は、した事があるのか?」
パパが私にこう聞いた。
私は首を振った。
嘘だ。
ホントは一度、した事がある。
彼氏と、彼氏の家で初めてエッチをしたのだ。
しかしそんな事はとても言えなかった。
「そうか」
パパは溜息をした。
そして、
「ほんとにパパと出来るのか?」
と、確かに言った。
私は驚いた。
思わず顔を赤くしてしまった。
私はモジモジしながら、小さく頷いた。
「ほんとに、良いんだな?」
「うん、良いけど…パパも、良いの?」
「うん。もう、そうするしかないだろう。ごめんな、こんな事をさせてしまって」
私は首を振って、否定の言葉を掛けようと思ったが、全く口がわなわなするだけで、一向に言葉が出なかった。
私とパパは、ライトに照らされたベッドに近付いた。
そして二人して緊張しながら、ベッドの上に乗った。
思っていたよりフカフカであった。
私はパパの方を向いて女の子座りをした。
パパも私を向いて座った。
パパの目を正面からしっかりと見るのは、久し振りの事だった。
私はまた顔を赤らめて、俯いてしまった。
これから、私はパパに抱かれるのだと思って、心臓が激しく太鼓を打っている。
急に不安になって来た。
しかしやらないと、この部屋から出られないのだから、するしかない。
パパはかっこいい。
鼻が高く、目がくっきり二重で大きい。
眉毛も顎も、男らしくシュッとしている。
「希、痛い事はしないから、安心しなさい。それから、目を
私は頷いた。
そして目を瞑った。
「始めるぞ」
私は暗闇に頷いた。
………
………
胸元にパパの手が触れた。
パパは私の服のボタンを上から丁寧に外していたのだった。
そして最後のボタンを外すと、パパは私の服をそっと脱がした。
先程も書いた通り、私は下着をつけていない。
直ぐにパパの目には、私の小さなおっぱいが見えたに違いない。