視線に気付いた玲菜は不思議そうに翔太を見た。
「どうしたの?面白くない?」
「え、いや!面白いよ!ただ……」
「ただ?」
「……坂口が可愛いなって」
「!!!」
つい、本音が出て恥ずかしがる二人。
だが翔太は抑えきれない感情をぶつけるように玲菜を自分に引き寄せてキスをした。
最初は軽く触れるだけのキス。
そのキスにうれしがる玲菜を見て翔太は我慢ができなかった。
なんども、なんども、触れるだけのキス。
次第に目を閉じてキスを感じてくれる玲菜に対して翔太は覆いかぶさり、
玲菜を下にして押し倒した。
それからは噛みつくようなキスに変える翔太。
口の端から漏れる玲菜の微妙な声に反応してしまい、興奮する翔太に玲菜は気づく。
翔太の股間が膨れ上がっていて、今求められているんだということを。
「っは…坂口…」
「ぁ、…名前で呼んで?翔太くん」
「!わかった…止まらねーよ?玲菜」
「いいよ」
お互いに見つめあい、ゆっくりとまたくちびるを重ねる。
翔太は玲菜の舌を自分の舌と絡める。
ぴちゃ…と静かに水音が目立った。
「ん、ふ…」
玲菜の声を聴けばまた興奮して火が付く翔太。