「あ、あああんぅ、んん」
菜摘の小さな口は、彼の男根の大きさに驚きつつ、それの入ってくるのにひどく喜んだ。
「っ、んふぅぅ」
彼の腰が菜摘のお尻に密着した。
「すごい…きつい」
一平は菜摘の首筋と耳元を舌で優しく愛撫してから、腰をゆっくりと突き上げる。
突き上げられる度に、彼女の体が僅かに持ち上げられる。全ての神経が、淫乱な口の味覚に集められた。
人間の生活で大切な理性や恥じらいやプライド、心臓の動きや突き指の痛み等、これらは全部彼の男根から受ける凄まじい快楽に支配されてしまった。
全てがどうなっても良い、わけではないけれども、今の菜摘には自分達を探してる友達やトイレの前で聞き耳を立てているバレー部などは、もはや眼中にない。
あぁ、気持ち良い。気持ち良いの。
「ねぇ、気持ち良い?」
「うん。やばい」
彼の腰遣いが、更に早くなった。
一平の男根が、菜摘の一番気持ち良い場所を刺激する。
二人の喘ぎ声とピストンの音が誰も居ないトイレに響き渡る。
「菜摘ちゃん、騎乗位しよう。俺が座るから、上に乗って」
そう言って一平は菜摘から男根を抜くと、便器に座り、菜摘が上に乗るのを手伝っていた。
菜摘はどういう風に腰を動かしたらよいか、わからなかったが、何もしないのも駄目だと思い、取り敢えず彼の上で飛び跳ねた。
トイレがガタガタ音をたてる。
一平は菜摘の腰を支えながら、蕩けるような顔を彼女に見せていた。
「気持ち良いかな?」
「うん、気持ち良いよ。もっとやって」
菜摘は頷き、又激しく彼の上で飛び跳ねた。
しかし馴れない動きに直ぐに疲れてしまい、彼女は一平に抱きつき、キスをして休んだ。
少しして、今度は腰を前後に滑らすようにして動かした。
これが一番気持ち良い。
彼女の一番気持ち良い場所によく当たる。
あ、イクっ!
二人は同時に絶頂を迎えた。
彼の濃い精液が彼女の中に注ぎ込まれる。
二人はしばらくそのままで、セックスの余韻を感じていた。