こんな風に気持ちよいセックスは、
他の人では味わえない。
ご主人様だからだ。
「は、ぁ、はぁ」
あたしは全身で呼吸をした。
お腹が固かったので少し上を見ると、
旦那様がイクのを耐えていた。
ずん、とまた突かれると、さらにしびれた。
「あっ!」
「俺はまだイっていないよ。まだまだだよ」
それだけ言うと胸の谷間に顔をうずめて突かれる。
「んぁ!あぁっ!」
じゅるると谷間を舐めつつも、いつの間にか移動して胸の頂点を吸い込んだ。
イッたばかりで全身性体感みたいなあたしの身体は悲鳴をあげる。
ぺろりぺろりと口内で念入りに執拗に包みながら舐められると、
またあたしは我慢が出来なくなる。
もう、これの繰り返しだ。
また旦那様を“ご主人様”と呼んで、
次の快感を与えてくれることを待つだろう。
敏感すぎる身体に育てたのは旦那様。
「んんーーーぎゅーってしてて気持ちいいよ。もっとぺろぺろしちゃうからね」
「舐めてぇ、乳首を犯してくださいぃぃ」
じゅる、ぴちゃ、レロレロとあたしの希望を叶えてくれる。
旦那様はあたしのすべてを知っているから、
どこを刺激すれば感じるかもわかっている。
なのでその個所をずっと攻めると、また膣内がひくつくのだ。
「おぉぉ、感じたか?ぴくぴく動いてるよ?」
「あは、んあ、あぁ、」
「………会話もできないほど気持ちいいんだね」
「あん!あん!」
「かわいいよ、かわいいよ莉菜!」
こうしてあたしの依存しつつあるセックスの尋常でした。
- FIN -