「やめ、やめてくださ、……っ!ほんとにイっちゃ、イっちゃいますからぁっ」
情けなくベソをかきながら懇願すると、室長はにこにこと笑って――三本の指を蜜壺の奥まで突っ込んだ。
「????っっ!!」
「そういう感じ、興奮しちゃうな。うん、やっぱり佳菜子ちゃん可愛いねぇ」
ピッピッピッとモニターから引っ切り無しにアラーム音が聞こえてくる。
佳菜子は両足を突っ張らせて絶頂していた。
「あっ、あ゛っ、あ゛ーー」
「おお、佳菜子ちゃんが絶頂するときの脳波、よく録れてるよ。アルファ1波とシータ波が15秒間さざ波みたいに上下するのか、なるほど」
「も、もう、いいですよね……?数値録れたならもう終わりですよね?こ、こんな、こんなことするなんてこの会社どうなってるんですかぁぁ」
「え?会社とか関係ないけど。言ったでしょ、これは俺の趣味だって」
絶頂の余韻と羞恥で、ひくひく身体を震わせている佳菜子を見やって、室長は悪びれもせずにそう宣った。
「い、意味が、わからないんですけど……」
「いや、単純に好きな子を絶頂させてみたかっただけだよ。まぁもちろん女性の絶頂時の脳波にも興味あったけど、それよりも君が真実絶頂しているかどうか確かめながら抱き潰したくて」
「説明されて余計意味がわからなくなったんですが!?と、とにかく、ソファから立たせて下さい……っ!あ、あと、私の合意……とか、ちゃんと取ってください」
室長はぽかんとした顔で佳菜子を見やった後、おもむろに首を傾げ、顎下に人差し指を添えた。
「合意は別に必要ない。結果が俺の望むものであれば。抵抗したら販売部のモニターに、音声付きでこの脳波の映像を流すから、君には実質選択肢はないし」
「し、室長……マッドエンジニアだったんですか?」
「うん、君にそう呼ばれるのは悪くないね。興奮してきた」
「ひっ!?」
東雲室長はソファに埋もれていた佳菜子の腰をぐいっと掴み寄せると、脚の間に割り入って、スラックスのジッパーを降ろした。
「ま、待って、室長……っ!」
「力抜いて。これじゃ入らない」
「うぁ……ッ!ぁ、ぁ……」
制止の言葉も聴かず、室長はぬかるんだ秘処を熱い杭で圧迫してくる。
佳菜子が切羽詰まった悲鳴を上げると、室長はますます愉快そうに微笑んだ。
「や、やだ、室長の変態ぃっ」
「いいね、もっと罵倒してくれ。っていうか、可愛らしい罵倒ぐらいしかしてこない時点で、君も乗り気だと推測できるんだが?」
「ち、ちが……!ひぅっ」
室長の昂りがググッと荒く突き付けられて、僅かに先端が捻り込まれる。
圧し拡げられる生々しい感覚に、堪らず佳菜子は嫌々と首を振って抗う仕草をした。
「いゃぁ…ッ!入って…入ってくる…っ」
せめてもの抵抗に、腕をつっぱって室長を遠ざけようとするが、その侵略は留まる事無く、狭い蜜壺を抉じ開けるかのように進み行く。
「ね、佳菜子ちゃん。分かる?俺のが入ってくるの」
「ひ、ぁ……ぁっ」
グブグブと少しづつ沈んでくる肉杭に、佳菜子はヒクリと喉を震わせて目を見開いた。
「ん、きっつい。佳菜子ちゃんのナカすごく締まってる」
「も、無理……!こんな……入ら、ない」
線の細い見た目をしてはいるが、室長の陰茎はその長身に見合った大きさをしている。
蜜穴をみっちり埋め尽くされるような感覚は未知で、佳菜子は本能的に恐怖を覚えた。
「入らない訳ないでしょ。こんなにグチャグチャな、淫らしい穴に」
「ぁ、ぅあ……!やだ、嫌だぁ……っ」