マニアック

ハプニングバーでイキっぱなし

「あぁ! んぅ……ぁあああっ!」

 背後から脚を閉じないように拘束され、名前も知らない男に秘部をさらされる。

 屈辱的なはず、なのに。

 私の精神はとっくに狂っているのか、理性があぶられるようなはずかしめを受けてなお、蜜口から期待に満ちた液を溢れさせてしまう。

 男はそれを指ですくうと、私の陰核いんかくに塗りつけた。

 ――こちゅこちゅ、くりゅくりゅくりゅっ! ぷにぷに、くにゅんっ!

「あんっ! あっあっ、あぁっ! 摘むのっ! やぁっ……!」

「うわぁ、おねーさん、モモちゃんだっけ? マジでザコまんこだねぇ。ちょっとクリちゃんよしよししただけで、腰ヘコダンスしちゃうんだ? エロいなぁ」

「やぁっ……! クリっ、弱いのぉ……!」

「ハハっ! 見りゃわかるって! いかにも『ここが弱点です。いいこいいこしていじめてください』って感じの媚び媚びメスちんぽって見た目だもん」

「あぁっ! ひんっ! 摘んでっ、シコシコしないでぇっ! あんっ!」

「あはは! ますますメスちんぽだ! ちっちゃいエロクリぷくぷくに勃起させて健気だね。まんこもひくひくしてるのモロバレじゃん」

 中傷を込めてあおってくるのは、正面に座る金髪の男性。

やんちゃそうな見た目に反して、目がくりっとした童顔。

もちろん初対面だ。

「あぅ……意地悪、言わないでよぉ……」

 生理的な涙が止められなくて、ぐすっと鼻をすすると、背後から私をもてあそぶ彼……こちらは黒髪の塩顔イケメンで、耳元でささやく声音がひたすら色っぽい。

「よしよし、泣かないで。だいじょうぶ。気持ちよくなるだけだからね」

 そして言葉通り始まる、「よしよし、なでなで」。

「んー、なぁショーゴ。モモちゃん、皮クリなでなでじゃあもう物足りないんじゃね? いていい?」

「今は俺の時間なんだけど。なに、アキラお前、もう我慢できないの?」

「できなーい! モモちゃんエロすぎて触りたくなっちゃった!」

 背後の黒髪イケメンはショーゴ。金髪の彼はアキラというらしい。

 ちなみに私は「モモ」と名乗った。

 もちろん偽名だけれど。

 全裸であられもない姿の私を囲む男は、実は彼ら以外にもいる。

 

 そう。

 ここはハプニングバー。

 その日出会ったばかりの、一時だけのむつみ合いを楽しむ場所。

 一見、ボックス席ばかりの飲み屋のようなフロアに大小いくつかのベッドがところどころに鎮座ちんざする。

 まるで各々がステージのようなそこに、複数の男たちが群がり……

私は円形のソファーのような、ベットのような場所に全裸で座らされ、秘部を晒し、今は2人の男性と文字通り『遊んで』いるところ。

 

「仕方がないな……モモちゃん、複数オッケーって書いてあったし、アキラもいいよね?」

「……はい」

「なーにー? その間! めっちゃくちゃ可愛がってクリ溶かしてやるからいっぱい潮吹いてよ!」

 アキラはチラッとショーゴを見る。それはアイコンタクトだったらしく、ショーゴはくにっと陰唇いんしんをつまみ、ぷるんっとクリトリスを露出させた。

「あんっ」

「はい、ムキクリちゃんこんにちはー。ぷりぷりでかわいいねぇ! じゃあさっそく側面からこちょこちょ?」

「ひっ! あっ! あぁっ! やぁ……あぁぁああっ!」

 ――こりこりこり、かりかりかりかり……

 両手で左右とも、指先でクリをぴったりと挟み、優しく撫でるようにかりかりとくすぐられる。

 どうしようもなく弱いはずの刺激なのに、剥き出しのクリトリスには電気を走らせたかのようにびくんびくんと身体が跳ねてしまう。

「あぁっ! あんっ! クリっ、もうやめっ……あぁ!」

「まだ1分も経ってねーっての! モモちゃんこらえ性なくてウケる! つか左右こりこりそんんなに気持ちいい? じゃあこっちもしてあげんねっ」

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