「‥‥‥ここまで俺は信用されてんだな」
「それよりも着替えたら?」
「それもそうだな。じゃ、部屋で待ってろよ。」
優しい細い目であたしを見るつばさ。
あぁ、あたしは一体いつから‥‥‥
高鳴る鼓動を抑えてあたしは自分の部屋で着替えを始めた。
普段着を身に纏えば、タイミング良くつばさが部屋の扉をノックした。
「いいよ」
そう返事をすれば、扉は開かれる。
つばさも普段着だ。妙に色っぽい。
グレーのTシャツにダボッとしたスウェット姿。
あたし‥‥‥こんなにかっこいい人とセックスしてるんだ。
少しだけ優越感に浸れる。
「美琴。触れるよ?」
いつもだ。わざとあたしに前もって言っておいて、乱暴にする。
けどそのなかには優しさがあることも知っている。
つばさのことは、なんでもお見通しだ。
優しく両手であたしの両ほほを覆ってキスをする。
最初は触れるだけのキス。
その後は舌を使ってあたしの口内に入り、
あたしの舌を少しだけ吸い取って絡ませる。
濃厚で、頭がくらくらしそうなキスだ。
くちゅ、と水音が響けばあたしは準備に入ってアソコがジンジンする。
次第につばさの両手は下に下がっていって、
片方はあたしの腰をとらえて、
もう片方はブラのホックを外す。
手慣れたものだ。
昔からなのか、あたしとこういう身体の関係になってからなのか。
知りたいような知りたくないような。
「何考えてるの?」
「!なんも‥‥‥」
「余裕あるんだな。なら‥‥」
「え!」
つばさはあたしをベッドに押し倒して、
執拗に胸を責めてきた。
念入りに乳輪を舌先でクルクルとなぞられる。
もう片方の胸には、どこから持ってきたのか知らない玩具を当てられた。