恋のはじまり

ドライブデートでのはじめて

「はっ‥せま‥‥‥。やべ、気持ちいい」

「ほ‥‥‥んと?はるきが、気持ちいいで、よか、った‥‥‥」

「‥‥‥」

「春樹?」

「お前それ反則。わかった。もっと俺にめちゃめちゃにしてほしいんだろ?」

「‥‥‥うん」

あたしは正直に言った。

「なら、ホテル行くか」

「え?」

「その前に一回イかせる」

あたしに許可聞くことなく、春樹は狭い席でガンガン突いてくる。

ぐちゅ、ぐちゅ、

そのいやらしい音も、春樹の汗も、愛おしい。

なにこの感情は。

もしかして‥‥‥あたし‥‥‥。

滴る二人の汗。漏れる吐息。

車内に響く濡れたいやらしい水音。

全部があたしの耳を犯す。

身体の奥の奥からこみ上げてくる感じがした。

まるでオナニーしている感覚になる。

「い、い‥‥‥っ、いっちゃ‥‥‥」

あたしのその言葉を聞けば、腰を打ち付けるスピードがあがる。

あたしは愛液をだらだらと流しながら、絶頂を迎えた。

「っ、ああぁぁぁっぁぁぁっ!イク!!イっちゃう!!!!」

「俺もっ、一緒だからな」

「~~~~~~っんんんあああぁぁぁぁっぁ!!」

あたしは身体を曲げてイってしまう。

「はぁ、はぁ。」

「最高だな。よし、次行くぞ」

「え!?」

「よろしくな、華」

‥‥‥悪くない。なんて。

- FIN -

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