ラブラブ

君だけの私

恥ずかしい部分が全て彼の目前に曝け出されていると思うだけでもどうにかなりそうだった。

「はぁ……っ、透、……!」

「しゅう、ちゃん、……っ!」

彼の胸部が、背中に触れる。

肌と肌の重なった部分が熱い。

この体制だと、自分の声がより反響して聞こえた。

そこに重なる、彼の吐息に頭がくらくらした。

「イくっ……!」

「しゅうちゃん、あ、あたしも……っ」

大きな快感の波が押し寄せ、私は果てた。

彼のモノも私の中で大きく脈を打ち、精を放った。

「はぁ……悪い、飯、冷めちまったよな」

そう言いながら、ずるりと自身を引き抜く。

私は少しだけ怒ったような顔をしつつ、果てた余韻に浸っていた。

「ほんと……だよ、せっかく作ったのに」

「ごめんごめん、透が可愛かったから、つい」

またそんな言葉を口にする。

そう言われてしまうと、こちらとしてはなんだか、何も言えなくなってしまう。

互いに身なりを整えると、少しだけぎこちない雰囲気になりつつも、夕飯の時間が始まった。

「あのさあ、透」

「何?しゅうちゃん」

温め直した回鍋肉を飲み込んで、彼の呼びかけに応える。

「今日のお前、めっちゃエロかった」

「っっ!!そんなこと今言う?!」

思わぬ言葉に、噴き出しそうになってしまった。

先ほどの行為を思い返して、顔が赤くなっていく。

「いや、今日はいつもと違う感じだったし、お前のことだから、やらしー女だなってちょっと後ろ向きになってるんじゃないかと思って」

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