マニアック

メンタル崩壊クラブ

「やっほー、やっぱりまた会えたね」

「あ……た、すけ……」

「うん、見れば見るほど可愛いね、君。すごくタイプ。

だからこれあげようと思って取りに行ってたんだ」

男はニコニコと笑いながら、私の下腹部にぐいっと硬質な何かを突き付けてきた。

両脇を抱えて吊り下げられたまま、頭だけを動かしてそちらを見ると、

知識として知ってはいても、実際にお目にかかったことなどない物体が目に入った。

「や…やだ……」

「え??コレ嫌いな女の子なんていないでしょ?」

男は同意を求めるように周囲を見渡す。

今や何十人もに膨れ上がった人垣が、

一斉に笑いながら同意の声を上げた。

「強制発情させられて、感度マシマシ状態で、

電マ当てられながらレイプされるの……

女の子ならみんな大好きでしょ?」

「……ッ!い、いや、いや……!いやぁぁッ!!」

今度こそ涙がこぼれた。

私は必死に手足をバタつかせて抵抗したが、

背後の男も周囲の人垣も目の前の男も、

少しもひるむことなくただ笑っている。

「君ハジメテだから、最初は優しくしてあげる」

「ーーッ!!」

ずるん、と一気に下着を降ろされて、途端に肌を舐めた冷気に身体を震わせる。

恐怖と絶望で視界が真っ黒に染まった。

「ねぇ左右にいる君と君、レイプしやすいように、

彼女のことちょっとガニ股にしてあげてくれる?」

「OK」

「これでいい?」

左右から膝を引っ張られて、

私はあっという間にガニ股みたいなポーズを取らされる。

羞恥と屈辱と、なにより恐ろしさで、

私はボロボロと涙を零しながらも、目の前の男を睨んだ。

「あはは、そんな顔しちゃってぇ。

あ、待って、膝だけじゃなくて爪先も外に向ける感じで……

そうそう、その方が情けなく見えて可愛いからさ」

「……っ!こ、こんなの、許されないから!

あなた達みんな逮捕されるんだか……ら゛ッ!?」

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