彼はコンドームを装着し、私の太ももの隙間に自身を滑り込ませた。
ゆるく前後に腰を動かしはじめると、彼のモノがクリトリスに当たり、もどかしい気持ちになっていった。
「んっ……しゅうちゃん、」
「なに?」
子どもみたいな表情を見せる。
彼は私の両足の間に割って入ると、自身を割れ目に沿わせながら上下へと動かしていく。
「ずるい、しゅうちゃんはずるい……っ」
「何がずるいか、全然わかんない。ほら、どうして欲しいのか言ってみて?」
そう言って、彼は動きを止めた。
まっすぐに向けられた瞳が、これ以上ないくらいに羞恥心を煽ってくる。
「……しゅうちゃんの……いれて、欲しい」
両手で顔を隠したまま、小さな声で答える。
こんなにも求めてしまうなんて、私はやっぱりいやらしいな、と思うと、どうしても彼の顔を見続けていられなかった。
「よく、できました」
私の小さな小さな声を聞き取って、彼は自分のモノを入口にあてがい、焦らすように挿入する。
じわじわと奥へと進む感覚に、思わず近くのクッションを握りしめた。
「あああっ……!」
ひと際、甲高い声が喉を通りぬける。
彼が前後に動く度に、私の中もぎゅうぎゅうと彼のモノを締め上げた。
「透、……透、めっちゃかわいい……」
吐息混じりな声に、彼も感じてくれている事を悟る。
次第に激しくなっていく腰の動きに、私も声を抑えることができなくなっていった。
「あっ、あぁ、っ、しゅう、ちゃん……!」
何度も腰を打ちつけられ、奥を突かれる度に身体が仰け反る。
耳に入ってくる自分の声は、まるで自分のものではないようだった。
「あれ、……え?」
「今度はこっち」
彼のモノが引き抜かれたかと思うと、くるりと身体を転がされうつ伏せの状態になる。
起き上がろうと四つん這いの姿勢になった瞬間、腰を掴まれた。
「ちょっと、しゅうちゃん、これ、……恥ずかしいよ」
「いいから。いれるぞ」
ぞくり、と背中が震えた。
背後からの挿入はまた違った快感をもたらし、私を埋め尽くしていく。
「やっ……!ああ、あーっ」
握っていたクッションに顔を預けながら、快楽の波を泳いだ。