不倫・禁断の恋

急転直下の父親宣告

憧れだった同級生との再開

私は大阪の某大手製造メーカーに勤務しているOLだが、出身地は三重県の田舎にある村で、同級生はたった30人。

小学校、中学校、高校と村にはそれぞれ各1校ずつしかなく、30人全員が小学校から高校までずっと一緒なのです。

だから、全員友達というよりも家族に近い付き合いがあったのです。

そんなたった30人の同級生で、今度大阪のダイニングレストランに集まって同窓会を開くことになった。

レストランに集まった友人は、とても懐かしい顔ばかりだった。

私は嬉しくなって全員の席を渡り歩き、昔の思い出話で盛り上がっていた。

それに加えて、私はある人の存在が気になっていた。

昔とても大好きだったクラス一イケメンの憧れの男子、赤田優馬あかだゆうまくんである。

「由美香だよね」

と言って、後ろからポンポンと誰かが私の肩を叩いてきた。

振り返ってみると、そこには見覚えのある仲良し女子3人グループが立っていた。

そして、そのすぐ横に私が探していた憧れのイケメン男子、赤田くんもいました。

何を隠そう、実を言うと、一応私もクラスの男子の間では、マドンナ的存在だった。

学生の頃は結構モテモテだったのです。

このようなこと言ってはなんだけど、私は田舎者の中では、珍しく都会のような雰囲気を持った美人で通っていたのだ。

私を含めた仲良し女子3人グループのうち、私以外の他の3人の女子は、田舎の子供
らしく日焼けしていた。

しかし、私だけは透き通る肌でキレイな色白だっらから、他の3人と比べて私だけ際立ってキレイに見えたのだと皆に言われる。

高校生の夏休みだっただろうか。

結構お互いの自宅が近かった私と赤田くんは、ある日の夜こっそり家を出て来て、近くの公園のブランコで待ち合わせをした。

その後、公園を出て私たちの秘密の場所に向けて歩き出したのです。

その場所とは、少し山奥に入ったところにある川沿いの大きな岩の上だった。

小さい頃よく赤田くんや他の友人たちと何人かで集まって、川に向かって飛び込んで遊んでいたのを思い出します。

この場所は、私と赤田くん、そして、他の仲良し女子3人の友人しか知らない秘密の
遊び場所だったので、他にはほとんどここにやって来る人はいなかった。

ましてや、夜にこっそりと赤田くんと2人だけで来たのだから、他の3人の友人が来るはずもありません。

夜空には無数の星とその日の夜はキレイな満月が輝いていたので、周りは夜でも意外と明るかったのです。

彼の表情や全身の姿も見えたほど、田舎の景色に慣れていた私たちにとっては、全く問題なかった。

昼間は皆で飛び込んでいる高さ5メートルはある大きな岩の上で、しばらく私と赤田くんは夜空を眺めていた。

我慢できなくなった赤田くんは私の背後に回り、後ろから両腕を前に伸ばして、私を後ろから抱き締めました。

そして、そのまま両手で私の胸を揉み始めたのです。

私の胸はとてもハリがあり、その弾力感が揉む彼の指を押し返すほどだった。

興奮した彼は首筋に鼻を埋めると、うなじから立ち上がる私の体温や思春期の女子特有の匂いを味わうように嗅いでいる。

「もうダメよ赤田くん・・・」

そう言うと、私は自分で着ていたTシャツを脱いで見せた。
 
白いブラに包まれた胸を目の当たりにした彼の息子は、スボンからはち切れそうな勢いに膨れ上がっていた。

彼はパンパンに勃起したペニスをズボンから取り出し、私の秘部に挿れたのだった・・・

………

………

このようなことを妄想しながら、私はよくオナニーをしていたのです。

実際に、赤田くんとそのようなシチュエーションになったことは残念ながらない。

逆に、クラスのマドンナ的な存在だった私をこのように妄想してお世話になった同級生の男子は多かったかもしれません。

そんな赤田くんとは25年ぶりの再会であり、今でもはっきりとした目鼻立ちは、昔と変わらずとても美しい。

その日の私は、白いフリルつきの薄いグレーのワンピースと少し若い女性が着るような服装で臨んでいた。

周りのクラスメイトからは、43歳の年齢でも全く違和感がないと言われ、女優さんやモデルさんにも美貌は負けていない自信があった。

以前と比べて多少ふっくらとした体形にはなっていたが、自分でも褒めてあげたいくらい白い肌は今でも健在だった。

正直笑うと少し目尻に小さな小じわができるが、25年もの月日がたったんだから無理もない。

いくら美人のマドンナと言われてきた私であっても、年齢にはあらがえなかったということだろう。

それでも、私は昔のあの頃のように、憧れの眼差しで赤田くんの魅力に取り憑かれてしまっていた。

「あれー、赤田くんさっきから由美香のことずっと見てるよね」

仲良し女子3人グループのリーダー的存在だった紗英子が、少しからかうような目で私に言ってきた。

恥ずかしさのあまり手で頭をポリポリとかいてごまかしたが、私はいつの間にか本気で赤田くんのことが好きになっていたのです。

翌日、紗英子からなんとか赤田くんの連絡先を教えてもらい、早速彼女にメールを送ってみました。

すると、何度かやり取りをするうちに、次の金曜日に居酒屋で食事をする約束を取りつけたのです。

私と赤田くんは昔から気兼ねなく話せる中でもあった。

男女の仲というよりは、友人のような感じだろうか。

だから、その日の食事ではお互い包み隠すことなく日頃あったことを何でも話した。

私には家庭内別居といっていいほど、冷え切った関係となっている旦那がいることを彼に打ち明けた。

一方、お酒が入っていたこともあったと思うが、赤田くんもせきを切ったように喋り出す。

妻との間に一人の息子がいて、毎日のようにうるさくいびってくる病弱の姑と同居している他に、数年前から妻のDVに悩まされているとか。

できるなら息子をつれて家を出たいと愚痴をこぼしていた。

「由美香ちゃんにたくさん愚痴を聞いてもらって、今日はすごくスッキリしたよ」

赤田くんもいろいろ心に溜まっていたことがあったようだ。

「そうだ!これから2人でこうしてたまに会わない?お互い必要なモノが満たされそうな気がするから」

調子に乗って赤田くんを口説いてみた。

「ダメだよ。そんなことしたら周りから不倫をしていると思われちゃうじゃないか」

彼は続けざまに話しを続ける。

「それに、俺の妻はすごく嫉妬深い人だから。今日は特別なんだ。だって、紗英子に連絡してアリバイ工作をしてきたぐらいなんだから」

と即刻断られてしまった。

「そりゃ残念だわ。美人の奥さんを持つ旦那は、奥さんは外出する時にとても神経をとがらせると聞いたことがあるわ。それはそうと、紗英子は口が軽いけど大丈夫なの?」

「安心してくれていいよ。由美香ちゃんと会うことは言っていないから。そいうことでデートは難しいんだ」

「そうなんだ・・・」

「でも、その気持はすごく嬉しかったなあ。本当は小中学校の頃、由美香ちゃんのことが気になっていたんだけど、俺意外と恥ずかしがり屋だから言えなかったんだ」

「えぇ、もう早く言ってよー。私も赤田くんは高嶺の花だと思っていたから、ずっと告白できずにいたんだから」

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