不倫・禁断の恋

幸福を運ぶカワイイ私のセフレ君

互いの体が溶け合い一体となる感覚

40分の貸し切り風呂を堪能し過ぎて、

2人ともふらふらの状態だ。

風呂を出たところに、

冷たい水とお茶のサービスをしていたので、人心地が付いた。

夕食は部屋食で、仲居さんが給仕してくれた。

イワナの塩焼きがとても美味しかった。

このあとのことを考え、

お酒は控えておくことにする。

夕食後、平日でカラオケ室が空いていると聞き、

1時間ほどカラオケに向かった。

「あなたがさっきトイレに行っている時、
仲居さんから、優しいご主人様で羨ましいと言われちゃったわ」

「へえー、で、聡美さんは何て答えたの?」

「よく言われます。
私、本当に幸せですと答えたら、笑ってたわ」

「聡美さんって、本当に優しくて、気配りのできる方なんですね」

健一君だから自然とそんな気配りができたのかもしれない。

思い返せば、

別れた旦那にはこんなやさしい配慮を一度もしたことがなかったかも。

もし、こんな気配りが別れた旦那にできていれば、

50歳にもなって離婚することもなかったかもしれないなとふと考えてしまった。

2人でデュエットばかりを5曲歌ってから部屋に戻ってみると、

いつの間にか夜具が延べられていた。

「あっ、ちょっと待ってて」

そう言うと彼は、

予め冷蔵庫に冷やしておいた強精ドリンクを2本取り出した。

「まあ、呆れた。
健一君最初から一泊するつもりで用意していたの?」

「もちろん・・・と言いたいところだけど、
宿泊する計画が成功するかどうかは、
50%ぐらいの自信しかなかったんだ。
あと、これも用意してあるよ」

と言いながら、彼は避妊具の箱を私に見せてきた。

「もぉ、あなたって人は。呆れて物も言えないわ。
だけど、折角用意してくれて言うのもあれなんだけど、
今夜は使わなくてもいいのよ」

そう言って、私は彼の手から箱を取って、

それをテーブルの上に置いたのです。

「えっ、本当?!使わなくても済むんなら、
それにこしたことはないよ。
それじゃあ、2人の今夜のために乾杯。
今夜は寝かさないからね、聡美さん」

「健一君だって、覚悟してちょうだい。
腹上死したって知らないわよ」

「望むところだよ」

「明かりの方はどうしようか?」

「半分だけ消しましょうか。
あまり明るいと恥ずかしいだろうし、
暗過ぎるとキレイな体が楽しめないからね」

そう言って、彼は半分明かりを消してから先に裸になると、

「さあ、聡美さんの番だよ。脱ぐところを見せてくださいよ」

丹前を脱ぎ、

浴衣の紐をゆっくりと解いていく。

予めブラジャーはしていなかった。

「40代半ばとは思えないほど、スタイルが良いですよ。
乳房は上向きで、腰のくびれはまるで20代みたいだ」

と驚いた表情で私の裸体を見つめている。

私は目で合図すると、パンティーに手をかけて静かに下ろしていく。

そして、その脱いだパンティーを彼に向かって投げると、

さあご覧なさいというような魅惑のポーズを取ってみせた。

彼は受け取ったパンティーの香りを楽しんだ後、

上から下へと私の全身を見渡す。

さっきお風呂に入る前にすでに私の恥毛の濃さは彼にバレてしまったけど、

その中心に位置する黒い森は、

我ながら圧巻だと言える。

だって、迷い込んだらどんなにもがいても、

絶対に抜け出せないような雰囲気を醸し出しているからだ。

しかし、そこを突破すれば、

男性にとっての夢の桃源郷とうげんきょうがあるのだ。

彼としては躊躇ちゅうちょしている暇なんてなかっただろう。

私も期待を持って戦いに挑んだ。

彼は攻撃の対象を唇、

首筋、乳房と戦線を拡大していく。

私の陥落は目前だ。

が、その時、私は一瞬の隙きを突くと、

彼の大砲が私の手に落ちたのです。

彼は私の手に落ちた大砲を引き上げようとするが、

そうはさせまいと私も強い力で握り締めて、

前から後ろへと激しくしごいていく。

「何よ、この厄介な暴れん坊は。
こんなの早く格納すべきところに格納しなさいよ!」

そう言い圧倒的優位だった私でしたが、ここで形勢逆転。

囚われの身になってしまう。

敵に導かれ、すごすごと、

いや、喜々として布団に入っていった。

布団の中はいたって平和だ。

これから愛の攻防が始まるのだから。

しばし抱き合ってお互いの全身の感触を楽しむ。

健一君の適度な体の温かさが心地いい。

彼が次の行動に移ろうとした時、

「ちょっと待って、もう少しだけこのままでいて・・・」

そう言って、私は哀願しました。

ただ抱き合っているだけだけど、

このままの状態でいるだけでも悪くなかったのだ。

安心感があるし、

何だかちょっぴり彼に征服されている感もあってドキドキする。

彼の両足が私の両足を挟んでいることで、

より密着度も増していた。

互いの体が互いの中に溶け込んでいく。

それはまるで一体となった感覚だ。

何だかこのまま寝入ってしまいそう。

が、強精ドリンクの効果がそのまま眠ことを許さない。

そんな中で彼から行動し始めてきた。

熱いキスは甘い唾液を豊富に送り込んでくる。

彼の舌はやがて乳首へと降りてくる。

くすぐったいやら気持ちいいやら不思議な感覚だ。

そして、体を反転させて、シックスナインに移る。

見ようによって醜悪しゅうあく極まりない物が、

志向の芸術作品として全容を現した。

彼は攻撃の手を緩めない。

私を彼の腹の上に乗せ、

騎乗位の体勢に移り、ことに及ぼうとしている。

中高年のおばさんへの配慮なのか。

いらぬお世話だと言いたいところだけど、

正直嬉しかった。

私は彼の筒先を自分の割れ目にあてがい、

何回も擦り合わせて格納口に導いていく。

狙いが定まり、収納を開始。

半分ほどゆっくりと侵入し、

あとはすっぽり一気に収納された。

一部の隙間もない。

「なんて居心地のいい場所なんだ・・・」

彼はそう言ったが、言われてみれば、

受け入れている私の方も、確かに絶対的安心感と満足感がある。

女性のアソコとは、

まさに神に約束された場所なのではないか、とさえ思えてくる。

彼はいつまでもここに居座ってやろうという感じで中に居続けている。

我慢できなくなった私は、いつまで居るの、早く出ていってよ、

と言わんばかりの強烈なしごきを始めたのです。

負けるわけにはいくまいと、彼も激しく抵抗する。

しかし、私の攻撃の方が勝っていた。

だけど、これしきの攻撃を跳ね返せないなんて男とは言えない。

我に返り、彼は正常位に移行する。

私は余裕の笑みを持ってこれを迎え撃つ。

果てしない戦いもやがて終局の時を迎える。

激しい律動の末、両者ともほぼ同時に達した。

お互い辛うじて、

引き分けに持ち込んだのである。

気が付けば、彼は大量の白濁を私のお腹の上に撒き散らしていた。

中に出してもいいと私から許可を得ていたのに、

彼は無意識のうちに私への配慮が働いたみたい。

「お疲れ様でした」

私は彼が放出した精液を愛しそうに口に含んであげると、

その時、信じられないことが起きた。

ドリンクのせいか、私の魅力のせいかわからないけど、

股間のモノがもう一度頭を持ち上げてきたのです。

「うふふ、もう一回できそうね」

私が嬉しそうに言った後、再び交接したまま、

深く心地のいい眠りに落ちていった。
………

………

………
それ以降、私と健一君は毎週のように会い、

何度も逢瀬を重ねる深い関係にまで発展してしまう。

「こんばんわ、野々村さん、
今日はこの後、お時間空いてますか?」

そう言って、毎週金曜日の夜に、

健一君がいつものように屈託のない笑顔で店を訪ね、

窓口を覗きながらお誘いの声をかけてくる。

離婚して寂しい日々を過ごしていた、

こんな私のような人生の折り返し地点迎えた

50歳のおばさんの心の穴の隙間を埋めてくれるのだ。

そして、彼に会うたびにいつも激しく抱き合い、

お互いを求め合って、とても幸せな時を過ごすことができた。

そう、彼は私に幸福を運んでくれる、

カワイイ私のセフレ君だったのです。

最初にも言ってたけど、まさか最初に会った時、

彼とこんなに深い関係にまで発展しちゃうなんて、

出会った時は、全く考えてもいなかった。

このままずっと彼とのお付き合いが続くかと思われたけど、

なぜだか彼との交際は、突然最後の日を迎えることになったのです。

 

付き合い始めてから、約1年ぐらい経過したある日、彼から電話がかかってきて、

「これ以上お付き合いを続けると引き返せなくなってしまう。悲しいけどこれでお別れしましょう」

と言ってきたのです。

そして、続けて彼は、

「もう店には二度と伺いません。電話番号も消去します。」

心なしか彼は泣いているような感じだったと思います。

「わかりました。あなたには感謝の言葉しかありません。あなたとの思い出は冥土への土産にさせていただきますわ」

こうして50代になって訪れた、

二回り以上の年の差のある

カワイイ私の年下セフレ君との

儚い第二の青春の恋は終わったのでした。

- FIN -

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