マニアック

お口でイッちゃうほどの異常敏感体質なんです

大きな唸り声を上げた宏太君は、徐々に腰を振る動きを速めて、激しく腰を打ち付けて
いきます。

パンッ!パンッ!パンッ!

部屋中に響き渡るくらいのお互いの肉体がぶつかり合う音と同時に、さらに宏太君の
腰の動きは速さを増し、クライマックスに向けてラストスパート状態。

「うおっ!うあああっ~、イ、イクよ、イクよ、友香ちゃん!こ、これが、本当に最後
だよ。あ、ああぁぁっ、も、もうダメだ、イクッ~!」

「こ、宏太君、来て、来て!私の中にいっぱい出してちょうだい!」

お互いそう言い合うと、重なり合った体は、ほぼ同時にビクンビクンと痙攣して絶頂を
迎えました。

宏太君は私がイッた瞬間に、チンチンを膣口から引き抜き、そのまますぐに、私のお尻に
向けて発射したようです。

最後のセックスが終わり、一緒にシャワーを浴びて帰り支度を済ませると、何だかとても
寂しい気持ちがこみ上げてきました。

 

これでもう、宏太君と会えなくなるんだと思うと・・・。

ソファに座ってそんなことを考えていると、彼が横に座ってきて、

「今まで本当にありがとう。別れるのは寂しいけど、君との時間は掛け替えのないもの
だった。素敵な思い出をくれてありがとう。君の幸せを願っているよ」

「うん。私も宏太君と過ごした時間は、一生忘れないわ。本当はずっと一緒にいたかった
けど・・・、ご、ごめんね。最後は、笑顔でさようならしなくちゃ」

今にも涙が溢れそうになっている私の目を見つめながら、宏太君は、

「泣かないでよ。お互い新たな人生のスタートなんだし。よし、じゃあ、最後は、これで
お別れしよう」

と言って、私の体を抱き寄せて、唇を重ねてきたのです。

「うんっ、う、ふうん、うふん、ふう~ん・・・」

最後のキスは、いつもの優しい宏太君とは違い、とても大胆で情熱的なキスでした。

そのあまりの熱く激しいキスに、私はものの1分ほどで、あっという間に、昇り詰めて
しまったのです。

「はぁ、はぁ、も、もうっ!せっかくシャワーを浴びたのに、アソコがまた濡れちゃった
じゃないの」

「アハハ、いいじゃない。その濡れたレギンスを僕との思いでに取っておいたら」

「もう!宏太君のバカッ!」

そんな笑い話をしながら、私と宏太君はホテルを後にし、この惜別のキスでのラストエク
スタシーが、宏太君との別れの挨拶となりました。

 

それから10年がたった。

宏太君と別れてから、またしばらく彼氏がいなかった日々が続きましたが、26歳で
結婚した私は31歳になり、今では、幼稚園の5歳になった娘が1人います。

あの大学3年生の夏から4年生の冬までの出来事の後、明美から聞いた話では、どうやら
宏太君は、別の女性と出会って、その方と結婚をしたとか。

キャンプ好きの奥様らしく、お子さんも2人いて、毎週週末の土日になると、キャンプに
家族で行っているとも聞いている。

今はお子さんが一緒だから無理だろうけど、子供ができるまでは、私と宏太君がそうで
あったように、キャンプに行っては濃密な逢瀬を繰り返していたのでしょうか。

一方の私ですが、結婚できたものの、旦那は私の理想像とは違う、Sっ気の強い性格の
方でした。

私には、そういう男性しか縁がないというか、引き寄せてしまう何かがあるのだろうと
今では、もう諦めることにしています。

1人ではありますが、子供も授かり、今は子育てで毎日奮闘していますが、子供がいる
おかげで、今は、旦那との夜の営みはなくなりました。

S気質なので、乱暴とまではいかないけど、ちょっぴり荒々しく、激しめのセックスを
求めてくるので、思いやりのあるセックスがしたい私には、少し苦痛だったのです。

だから、今の夜の営みがない状態というのは、旦那には悪いけど、私にとっては、少し
ホッとしているというのが正直なところ。

でも、やっぱりまだ31歳と体は若いので、月に何度かは体が疼いてきて、自然と男性を
求めて、セックスがしたいと思うこともあります。

そんな時は、10年前の宏太君とのキャンプ場での淫らな思い出を思い返してみては、
旦那に内緒で、真昼間からオナニーで自分の体を慰めているのです。

あの惜別のキスでのラストエクスタシーで濡れて取っておいた、思い出のレギンスを
穿きながら・・・。

- FIN -

\ 官能小説ランキング参加中 /

\ ポチッと応援お願いします /


blank

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
RELATED NOVEL

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。