マニアック

お口でイッちゃうほどの異常敏感体質なんです

酔った私をテントまで運ぶと・・・

みんなでワイワイと盛り上がりながら、宏太君が始めたバーベキューの準備を手伝い、
お肉や野菜、魚介類など、様々な食材を使った料理ができ上がりました。

どの料理も美味しくて、箸が止まらないほどの絶品料理ばかり。

私はいつも以上に、ついつい食べ過ぎてしまったようです。

そこそこお腹が満たされてきたけど、まだもう少し何か食べたいなあと思っていると、
宏太君がチーズとワインを取り出し、

「最後にもう一つ、チーズを使ったお好み焼きを作ってあげるよ。これがワインと合っ
て、かなりいけるんだよ!友香ちゃん、確かチーズが好きだったよね?」

「うんうん!私チーズ大好き!」

「この間、照り焼きチーズハンバーグ食べた時、好きって言ってたから」

「覚えていてくれたんだね、嬉しいわ!早速、みんなで作ろうよ」

そうして、みんなで作ったチーズお好み焼きを食べました。

「う~ん、これチーズが最高!お好みソースとマヨネーズともマッチして、何だか病み付
きになりそう。それに、ピザっぽい感じもするよね」

そう言って、私はお腹が結構いっぱいのはずなのに、パクパクと食べ進めました。

お好み焼き自体は、シンプルな豚玉のお好み焼きだけど、チーズを乗せるだけで、こんな
にも美味しいとは。

「そして、このワインがまた合うんだよ。さあ、一緒に飲んでみてよ」

彼に勧められるまま、彼が持ってきた赤ワインを飲みました。

「ねえ、どう?いけるでしょ」

「わぁ~、本当だ!私そんなにお酒がいける口じゃないけど、この赤ワインだったら、
どんどんいけちゃいそう」

ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ。

いつの間にか、彼が持ってきた赤ワイン2本が空になってしまいました。

 

4人で分けて飲んだとはいえ、私も結構飲んだので、頭がかなりボーッとなり、体がフワ
フワとして、しばらくの間、椅子に座ったまま休んで動けない状態になる私。

気が付けば、時間はあっという間に過ぎて、夜の12時になっていたのです。

すると、宏太君が私の側に近寄ってきて、

「おーい、友香ちゃん、そろそろ、テントに行こうか。明美ちゃんと彰久は、とっくに
テントの方に行っちゃったよ」

「・・・う、う~ん。あれ?やだっ!もう、こんな時間なの?私、少し寝ちゃったのね」

「どう、歩ける?」

「う~ん、まだちょっとお酒で頭がボーッとしているかなぁ・・・」

「しょうがないなぁ。じゃあ、俺がおんぶしてやるから、ほら」

まだ寝ぼけた状態の私を、宏太君は背中におんぶして、テントまで運んでくれました。

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