「大丈夫かい?」
「う、うん、何とか。少し休めばよくなるから」
そう言いながら、少し横になっていると、外の方から、
「や~だ、こらっ、もう、彰久ってば、そんなことしちゃダメだって、友香と宏太君に
声が聞こえちゃうじゃないの」
「大丈夫だって。それに、聞こえたら聞こえたでいいじゃない。向こうの2人だって、
こっちの声を聞いて、その気になっちゃうんじゃないの?」
「そうね。昨日、宏太君と連絡して、友香と夜2人きりにして、2人を結び付ける
ように、前もって作戦を練っていたから。今頃もう、いい感じになってるかもね」
………
………
えっ?これは一体どういうこと?
前もって作戦を練ったって、私たち2人を結び付けるって・・・。
お酒が回っていたこともあったせいか、一瞬、何が何だか理解ができませんでした。
夜の山はとても静かなので、少し離れたところにある明美と彰久君のテントの声が、
その静けさの中で、意外と聞こえてくるのです。
私はボーッとした頭で、実は、前もって明美と彰久君は、私と宏太君をくっ付けるため
に裏で根回ししていたのだと、ようやく理解できました。
「宏太君、これって、明美と結託して・・・」
「アハハ、バレちゃったかな。そうだよ、今友香ちゃんが思っている通りだよ」
「な、何でそんなことをしたの・・・」
「友香ちゃんと付き合いたい俺と、俺たちをくっ付けたい明美ちゃんと彰久との思惑が
一致したってことさ」
「えぇ~、そんなこと言ったって、私、宏太君と付き合いたいとは、まだ一言も言って
ないんだけど・・・」
2つのテントを用意して、わざと2つのテントを離して設置し、夜、2人きりでラブラブ
な時間を過ごせるように仕向けたのだとか。
しばらくして、私の
………
………
「あ~ん、あふん、やだ~、ダメだって、あん、ああん・・・」
さっきよりも一段と明美の卑猥な声が大きくなってきて、明らかにテントの中で彰久君と
エッチなことをしているとわかった。
そして、背中がゾクゾクッとする気配を感じると、
「向こうのテントが気になるかい?あっ、もうあの2人、始めちゃったようだね。よし、
俺らも始めちゃおうか」
そう言って、宏太君が私の背後にピタッとくっ付いてきたのです。
「はうっ!はっ、あ~ん」
すぐさま宏太君は、後ろから両腕で私の両乳房をゆっくり揉みながら、そっと首筋に舌を
這わせてきて、思わず私は甘い声を漏らしてしまいました。
そのままTシャツの中に両手を潜り込ませて、器用にブラを外した後、引き続き両胸を
揉み続けてきます。
ビクン、ビクン、ビクン。
乳房を揉みながら、人差し指と中指で軽く摘まんだり、引っ張ったり、捻ったりと、
私の乳首を優しく刺激してきて、それに合わせて私の体も反応しました。
「あぁ~、友香ちゃんってすごく敏感なんだね。さっきもキスだけでイッちゃったし」
「あふん、い、いやん、は、恥ずかしい・・・」
「特に、口はかなり敏感な性感帯みたいだね。この間の食事の時も、口に付いたソースを
拭いてあげたら、変な声を出して反応していたから。たぶん、そうじゃないかと」
やっぱりバレてたんだ。
そう思うと、ますます体が熱くなり、ただでさえ感じやすい体の感度もグングン増して
いきます。
「ならば、その敏感なところを責めない手はないよね」
そう言うと、宏太君は再び先程と同じように、私に唇を重ねて、優しいキスで私の敏感な
お口を愛撫してきたのです。